Googleフォトユーザー必見、「Amazonフォト」使いこなしのポイント

12月20日(日)17時0分 マイナビニュース

これまで「Googleフォト」が提供していた、写真や動画を容量無制限で保存できるサービスが2021年5月で終了すると告知されました。これを受けてユーザーの間では、移行先となるフォトストレージサービス探しが盛んに行われています。
その中で注目を集めているのは、Amazonが提供する「Amazonフォト」(Amazon Photos)です。Amazonプライム会員限定という条件は付きますが、写真を圧縮なしで、容量無制限という条件で無料で保存できるのは大きな魅力です。動画こそ無料プランでは最大5GBという制限があるものの、写真メインのユーザーにとっては有力な選択肢なのは間違いありません。
今回は、Amazonフォトをこれまで数年使い続けている筆者から見た、Amazonフォトを使いこなすために知っておきたい“4つ+αのポイント”を紹介します。
その1:「撮影日時」を意識して写真を保存すべし
アプリやブラウザーを経由してAmazonフォトにアップロードした写真は、撮影日順にソートされます。アップロード日順に並び替えることも可能ですが、これはあくまでも一時的に変更するだけ。まず撮影日ありきというコンセプトです。
では仮に、撮影日のデータが埋め込まれていない画像をアップロードするとどうなるでしょうか。こうした画像は、ソート順だと一番最後の「日付なし」に入れられます。撮影日が正しく記録されたすべての写真より後回しになるため、保存枚数が多いと、まったく目に触れない状態になってしまいます。
もし、撮影後に編集するなどして撮影日のデータが失われてしまった場合や、スキャンしてデータ化した古いアナログ写真については、撮影日を手動で登録してやることで、「日付なし」に放り込まれるのを防げます。
撮影日は、アプリ上で1枚ずつ詳細情報を開いて手動登録する方法もありますし、Windows PCであれば、エクスプローラーで「プロパティ」→「詳細」から「撮影日時」を編集する方法もあります。詳細な時刻は不明でも、とりあえず年月日さえ記録されていれば、行方不明にならずに済みます。
気をつけたいのは、すでにアップロード済の写真について「撮影日」を書き換えて上書きアップロードしても、並び順に反映されない場合があることです。できればローカルで撮影日を追加したのち、アップロード済みの写真を一旦削除し、新しい写真としてアップロードし直すことをおすすめします。写真を喪失しないよう、くれぐれも気をつけてください。
その2:アプリはiOSよりAndroidのほうがサクサク動く!?
Amazonフォトは、他のフォトストレージサービスと同じくスマホアプリが用意されており、撮影した写真をアップロードしたり、またアップロード済みの写真を閲覧できます。多くの同種サービスでは、アップロード時に写真が圧縮されるのに対し、AmazonフォトはRAWデータであっても無圧縮で保存できるのが大きなメリットです。
ただし、ファイルサイズが大きいまま保存しているせいか、読み出しは決して速くなく、大量の写真を表示しようとするとアプリがハングアップすることもしばしば。サムネイルの表示が終わる前にスクロールしようものなら、高い確率でハングアップし、もう少しで見つけられそうだった目的の写真を一から探し直す羽目になります。
もしiOSとAndroid、どちらの閲覧環境もあるのならば、Androidを使うことをお勧めします。というのも、AndroidはiOSに比べてサムネイルの読み込みが比較的高速で、ハングアップの確率が低いからです。またキャッシュ管理の方法が異なるのか、新規に追加した写真が一覧に反映されるタイミングも、Androidのほうが早い傾向があるようです。
もっとも、相対的にマシというだけで、Androidもハングアップの確率がゼロではないうえ、iOSアプリもここ1年ほどで劇的に改善され、かなり実用レベルになっています。今後のアップデートでiOSとAndroidの評価が逆転する可能性もありますので、一方のOSで調子が悪ければもう一方のOSを試してみる、といったくらいに覚えておくのがおすすめです。
その3:Echo Showでスライドショー表示を楽しめる
Amazonフォトには、撮影日やジャンルをまたいで任意の写真でグループを作っておける「アルバム」という機能があります。一般的なフォトストレージサービスにはよくある機能ですが、Amazonフォトの場合はほかにない特徴がひとつあります。
それは、このアルバムに登録した写真は、同社のスマートディスプレイ「Echo Show」シリーズから呼び出し、スライドショー表示が行えることです。お気に入りの写真でアルバムを作っておくと、Echo Showをフォトスタンドとして使えるのでお勧めです。
ちなみにAmazonフォトは、GPSデータをもとに撮影場所で写真を分類する機能があり、Echo Showからはその撮影場所を指定することもできます。旅行先で撮った写真をスライドショー表示する場合などに便利ですが、写真の取捨選択ができないため、あまり実用的ではありません。原則として、アルバム機能を使うことをおすすめします。
その4:見られたくない写真は「非表示機能」で隠せ!
Amazonフォトは容量無制限、かつ非圧縮ということで、アナログ写真をスキャンしたデータも高解像度のまま保存しておけます。前述の方法を使って撮影日を埋め込んでおけば、スマホやデジカメで撮った最新の写真とともに並べることができて便利ですが、こうした場合に活用したいのが「非表示」機能です。
古い写真の中には、家族や友人に見せたくない写真が混じっているかもしれません。こうした場合にこの「非表示」機能を使うと、サムネイルをスクロールをしていてそれらがうっかり表示されてしまう事故を防げます。写真自体を削除するのは忍びないものの、他人に見られたくない写真は、この方法で非表示にしておくと便利です。
なお、非表示にした写真は、メニューを開き「非表示」を選択することによって、非表示にした写真だけをまとめて表示できます。非表示を一時解除してほかの写真とともに撮影日順に並べて見ることはできないため、もともとどこのグループに含まれていたかが日付でしか確認できないのが不便といえば不便です。
番外編:なかには廃止になった機能も。サービスは永遠ではない
以上のように、フォトストレージサービスとして魅力的なAmazonフォトですが、長い目で見るとやや不穏な動きもあります。それは、これまで提供されていたNASとの同期機能が、今年秋に廃止になったことです。
これは、Synology社のNASと連携設定を行っておくと、Amazonフォトにアップロードした写真を自動的にNASにダウンロードしたり、NASに保存した写真を自動アップロードしてくれる機能です。PCを経由せず、バックグラウンドで自動的に処理を行ってくれることから、大量の写真を扱う上でたいへん便利な機能でした。
しかしながらこの機能、2020年10月31日をもって提供が打ち切られてしまいました(12月10日現在はまだ利用できますが、いつ使えなくなってもおかしくありません)。こうしたNASとの同期機能は、DropboxやOneDriveなどのオンラインストレージでは引き続き提供されており、Amazonフォトがサポートしなくなったのはもったいない限りです。
もともとAmazonが運営するサービスは、Googleフォトの運営元であるGoogleと同様、機能の改廃はかなり頻繁に行われます。つまり、今回はたまたまGoogleフォトがサービスの縮小で話題になっただけで、Amazonも(もちろん他のサービスも)そうなる可能性は大いにあります。どのサービスをメインに据えるにしても、決して一生モノではないことは念頭に置いておいたほうが、がっかりせずに済むことでしょう。

マイナビニュース

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