皇室:天皇陛下退位日を閣議決定 19年4月30日に

2017年12月8日(金)9時46分

 政府は8日の閣議で、天皇陛下が退位される日を2019年4月30日とする政令を決定した。皇太子さまが翌5月1日に新天皇に即位され、新元号となる。

 天皇の退位は江戸時代の1817年の光格天皇以来、約200年ぶりで、現行憲法下では初めて。

 6月に成立した特例法では、退位の期日を定める政令を決める前に皇族代表や三権の長らで構成する皇室会議の意見を首相が聴くことを義務づけた。1日に宮内庁で開いた皇室会議では、退位日を19年4月30日とすべきだとの意見案を首相が提案し、会議の意見として決定。これを受けて5日の閣議で菅氏が皇室会議の意見を報告し、閣僚から意見は出なかった。

 政府は来年1月に菅義偉官房長官をトップとする退位や即位の儀式のあり方などを検討する会議を設け、皇位継承に向けた議論を本格化する。正副官房長官、宮内庁長官、内閣府次官らがメンバーで、省庁横断で取り組む。

 また新元号の選定作業にも本格的に着手し、国民への周知期間を設けるため18年夏ごろの事前公表を検討している。政府は各界代表による有識者懇談会を開いて元号案を絞り込む議論を行ったうえで、最終的に首相が決定する手続きを想定している。

 新天皇が一代で一度だけ行う大嘗祭は19年11月に行う方向で、その前に各国要人らを招いて内外に即位を示す「即位の礼」を行う。

 退位した天皇は「上皇」、皇后さまは「上皇后」となる。上皇は皇位継承資格を持たない。新天皇の弟で皇位継承順位1位となる秋篠宮さまは、「皇嗣」となる。【野口武則】

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