関西 1月4日夜から5日朝にかけて雪雲が流れ込みやすい 念のため雪へ備えを
関西では1月4日(水)夜から1月5日(木)朝にかけては、中部でも山沿いを中心に雪が降る見込みです。5日朝は念のため時間に余裕をもって行動するようにしてください。
関西に雪雲が流れ込みやすくなる原因 JPCZとは
冬型の気圧配置が強まると、シベリア大陸から冷たい風が日本海に流れ込みます。この冷たい風は、朝鮮半島北部に位置する長白山脈(最高峰:白頭山2744メートル)によって、いったん二分されますが、その風下である日本海で再び合流し、収束帯(雪雲が発達しやすいライン)が形成され、雪雲が発達しやすくなります。この収束帯のことを「日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)」と言います。
京都市内など平野部でも雨ではなく雪の可能性
4日(水)夜から5日(木)朝にかけて、上空の寒気は極端に強くないものの、JPCZの影響を受けて京阪神など中部にも雪雲や雨雲が流れ込みやすくなる見込みです。夜間は気温が低くなるため、雨ではなく雪の降る所が多くなりそうです。山沿いを中心に積雪となる可能性がありますので、気象情報・交通情報をこまめに確認するようにしてください。
久しぶりの雪への心づもりを
この時期、車を運転する際に、気をつけていただきたいポイントは、5つあります。
(1)冬道装備をしっかりと行いましょう。早めに冬用タイヤに取り換えたり、タイヤチェーンを用意したりしましょう。雪道運転は、バッテリーが上がりやすくなります。遠出をする際は、予備のウォッシャー液やバッテリーを確認するなど、事前の点検も忘れないでください。
(2)ゆっくりと、慎重に運転しましょう。雨や雪が降った後に、気温が低いと、普段、慣れている道でも、思わぬ所が凍結している可能性があります。また、雪のない所でも、道路が黒っぽく見えたら、凍結している恐れがありますので、油断しないでください。
(3)時には、迂回や出控えることも、選択肢の一つです。ドライブプランなどを、一時的に変更するのも良いでしょう。
(4)時間に余裕をもって、出発しましょう。慌てると、凍結した道路でも、ついスピードが出てしまい、事故につながってしまいます。
(5)こまめに天気や道路情報を確認しましょう。天気予報が、急に「晴れ」から「雪」に変わるかもしれません。雪が降ると、道路が通行止めになることもあります。
5つのポイントの頭文字を並べて、「ふゆとじこ」と覚えてください。
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