節分のち「立春寒波」今季最強も
4日(日)は二十四節気の「立春」ですが、西から強烈な寒波襲来。唱歌「早春賦」の歌詞のように、春とは名ばかりの厳しい寒さとなりそう。
「立春寒波」今季最強クラスも
4日(日)は二十四節気の「立春」。暦の上では春になりますが、冬将軍にとっては「立春」なんてなんのその。西日本の上空1500メートル付近には、平年より10度くらい低いマイナス12度から14度くらいの強烈な寒気が流れ込む見込みです。前回強い寒気が流れ込んだ1月24日頃と同じくらいの強さとなりそうです。また、日本海をゆっくりと進む低気圧の影響で、日本海側の広い範囲で大雪、太平洋側でも山沿いを中心に大雪に注意が必要です。
立春はどれくらい寒い?
寒気は西から流れ込むため、4日(日)は西日本で、特に気温がグンと低くなりそうです。九州から近畿にあるアメダスの9割で、最低気温が氷点下の「冬日」に。最高気温は、アメダスの8割近くで5度以下となるでしょう。3日(土)よりも5度くらい低く、かなり厳しい寒さとなりそうです。北陸や東北も最高気温は5度以下の所がほとんど。北海道は広い範囲で、最高気温が氷点下の真冬日となりそうです。
関東は、寒気の流れ込みが一歩遅いため、4日(日)は最高気温が10度くらいまで上がりそうです。ただし油断は禁物。週明けには関東の上空にも寒気が流れ込み、来週は10度に届かない日が続くでしょう。
立春は日本海側を中心に大雪
九州北部から東北の日本海側にかけては、断続的に雪が降るでしょう。風も強く吹いて、見通しが悪くなる所もありそうです。積雪がさらに増える恐れもあり、大雪に十分な警戒が必要です。路面凍結による交通障害や、なだれ等にも注意してください。九州南部から近畿の太平洋側でも所々で雪が降り、平地でも雪が積もる恐れがあります。東海、関東、東北の太平洋側は、おおむね晴れますが、夕方以降は所々に雪雲が流れ込む見込みです。北海道は広く雪で、猛ふぶきや吹き溜まりによる交通障害に警戒が必要です。沖縄は雲に覆われるでしょう。
寒さはいつまで?
「立春寒波」は日本列島の上空に長く居座る見込みです。8日(木)頃までは、全国にあるアメダスの9割以上で、最低気温が氷点下の「冬日」が続きそうです。氷点下4度以下になると「水道の水が凍結して、水道管の破裂する可能性」が高くなります。市販の保温材が品薄になっている所もあるようですが、発泡スチロールや毛布など、自宅にあるものでも十分に対策ができます。
最高気温も、全国にあるアメダスの7割から8割で5度以下と、平年よりかなり低い日が続きそうです。冷たい季節風が吹きつけて、実際の気温よりも体感温度をぐっと下げてしまいそう。長時間屋外にいると、ガタガタと震えるほどの寒さとなる見込みです。まさに唱歌「早春賦」に歌われるように、春は名のみの風の寒さや。体調を崩さないよう、万全な寒さ対策をなさってください。
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