北陸の1か月予報 降水量は並か多め 桜の開花を促す催花雨となるも26日頃は大雨も
22日は、北陸東部の新潟を中心に寒気の影響が残りますが、北陸西部(3県)を中心に日差しが届くでしょう。その後月末にかけては、天気は短く周期変化しながら、季節は漸く進んでいきそうです。積雪の多い所では雪崩や融雪による土砂災害に十分注意して下さい。この時期は、雨が降れば桜の開花を促す「催花雨」となりますが、26日頃は局地的に雨量が多くなり大雨となる所もありそうです。今後の情報に十分注意して下さい。
気温は高く降水量は平年並みか多い 融雪による土砂災害に注意
3/21、新潟地方気象台より、福井・石川・富山・新潟の4県を対象とした「北陸地方の向こう1か月の天候の見通し」が発表されました。
そのポイントの一つは、「暖かい空気に覆われやすいため、向こう1か月の気温が高い」こと。
もう一つは「低気圧や前線の影響を受けやすい時期があるため、向こう1か月の降水量は平年並か多く、日照時間は平年並か少ない」ということです。
23日以降の北陸地方の気温は、平年並みか高く、徐々に平年より高くなる見込みです。次第に寒気ではなく湿った空気の影響による降水が主体となるでしょう。平野部では雪ではなく雨が降りやすくなりそうです。この時期は、雨が降れば桜の開花を促す「催花雨」となりますが、26日頃は局地的に雨量が多くなり大雨となる所もありそうです。今後の情報に十分注意して下さい。
春らしい日差しの降り注ぐ日は多くはなさそうですが、特に雨上がりの翌日などは、花粉の飛散が多くなりそうです。しっかり対策するようにしましょう。
南の地域ほど前線の影響を受けやすい 26日は広範囲で大雨も
22日の午後は天気は一旦回復し、北陸西部を中心に日差しが届く見込みです。ただ、23日は、大陸方面から前線が延び、低気圧が日本海に進んでくるでしょう。前線は北陸地方を徐々に南下して、各地で雨が降り雨脚の強まる所もありそうです。
24日は、前線は本州南岸まで下がる見込みです。北陸西部を中心に雲が多く、敦賀では雨が降りますが、北陸東部の新潟や輪島を中心に晴れ間があるでしょう。
ただ、西から天気は再び下り坂、25日ははじめ新潟を中心に晴れ間がありますが、次第に雲に覆われる見込みです。26日には前線上を新たな低気圧が東進、降水域が北陸地方まで北上するでしょう。26日頃は総雨量が多くなり、低気圧や前線が北陸付近を通過する時間帯を中心に、短時間強雨の可能性もあります。土砂災害や浸水害に注意が必要な季節が目前まで迫っています。
27日は前線や低気圧は次第に遠ざかり、28日は高気圧に覆われるでしょう。各地で晴れますが、29日以降は早くも天気は下り坂となりそうです。
桜の開花予想
日本気象協会の桜の開花予想によると、最も早い開花が予想される福井は29日となっています。
今月は強い「寒の戻り」があり、今春は桜の開花はやや遅れる傾向に変わってきました。久しぶりに、4月の入学シーズンにかけて、お花見が楽しめそうです。
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