「警備員なんていません」 障害者施設の夜間警備の実態、相模原殺傷事件を受け職員たちが吐露
津久井やまゆり園/画像はGoogleストリートビューより
26日未明、神奈川県相模原市の知的障害者福祉施設「津久井やまゆり園」に刃物を持った男が侵入、入所者19人が死亡し25人が重軽傷を負う事件が発生した。事件を受け、ネットには障害者施設で働く人から警備の実態を伝える声が寄せられている。
評論家の石平太郎氏は、「男一人が次から次へと39人に凶行を及ぼしたのに、警備員や職員さんたちはそれを途中で食い止めることができないのか」とTwitterで施設の警備に疑問を呈した。石平氏の投稿は注目を集め、障害者施設や高齢者施設の職員という人から手薄な深夜の勤務体制や警備の実態などを訴える声が相次いでいる。
「警備員なんていません。そして女性職員が多く、この時間は交代制で仮眠をとっている職員がいて非常に手薄になっている時間です」
「自分の施設には警備員を配置する余裕なんてありません。夜勤も人もいなく最低限もしくはそれ以下で見ています」
「私は老人福祉施設に勤めてますが、夜勤1人に対して入居者30人弱を見てるんです。当直も居ますが、普段男性事務職員か定年後警備会社に就職したおじさんですよ。バラバラにあちこち居る状況じゃ、守ろうと思っても無理です」
「介護は日中には人手が多く必要になる現場です。なので夜間はどうしても人手を割くことも叶わず一人で夜勤を熟すのが現状です」
「夜勤専従職員です。現状 このような危機意識がほとんどの施設にないと思います。特殊警棒もスタンガンもありません」
「深夜は職員2、3名しかいません。そんな中で刃物を持っている人に対抗しろと?」
「夜は私の働いてる所は20人を1人で見てるんです。いきなり刃物を持った人が来たらそりゃ守りたいですがどうやって抵抗したらいいんですか?食い止めたらいいんですか?」
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