横浜の小学生1万人による生き物調査で判明!カブトムシの目撃が減少傾向に!
PR TIMES2024年1月30日(火)11時47分
~こども「いきいき」生き物調査2023 調査結果~
横浜市環境科学研究所では、市立小学校340校の小学生を対象に、家や学校の近くで見つけた生き物を報告してもらう調査を実施しています。
2023年は、160校、10,061人の小学生が回答し、里地里山的環境を指標するカブトムシの確認率が減少傾向であることなど、今後の生物多様性保全に資する貴重な情報を得ることができました。
本調査は2013年から実施しており、今回で11年目10度目、参加児童数はのべ11万人を超えました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/13670/1308/resize/d13670-1308-74a5a68864c06f169ba3-0.jpg ]
【調査の目的】
・地域の自然や生き物への関心を高めてもらうこと
・生物多様性保全に資する基礎データを取得すること
【調査方法】
[画像2: https://prtimes.jp/i/13670/1308/resize/d13670-1308-c2b597cde9346b9eb58c-1.png ]
2023年の夏休み前に横浜市立小学校340校の5年生29,397人に調査票を配布し、過去1年間に「家や学校の近く」で見つけたり、鳴き声を聞いたりした生き物に対して○をつけてもらいました。
【調査対象とした生き物】
調査対象とした9種類の生き物は分類のしやすさに配慮しながら、市内の自然環境を特徴づけるもの、減少又は増加傾向にあるものなどを選定し、年ごとに変えてローテーションさせています。
調査結果『カブトムシ減った? 増えた?』
学校ごとに、対象の生き物を見つけた人の割合(以下、確認率)を集計し、その情報をもとに市内全域における確認率の高低を色の濃淡で示しました。
カブトムシの市全体の確認率は2013年以降、徐々に減少傾向にあります。
特に前回2021年の低下は、コロナ禍による行動自粛が影響したものと思われます。今回は62%とやや持ち直したものの、依然として低めでした。みどりの多い市西部の確認率が高く、東部の臨海都市部で低い傾向は、これまでと同様です。
近年のナラ枯れの拡大により餌となる樹液が出ている木が増え、カブトムシは見つけやすくなっている可能性もありますが、暑い夏には成虫が少ないことなどが報告されており、猛暑であった今回は少なくともその影響を受けたものと思われます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/13670/1308/resize/d13670-1308-9bbd59ab9615cdf4e304-2.png ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/13670/1308/resize/d13670-1308-7a32b6d04530dce3aa6d-3.png ]
確認率は観察場所へのアクセスのしやすさなど、さまざまな要因により変動し、必ずしも生き物の生息密度を表すものではありません。調査は長期的な視点での解析・考察が重要であり、来年以降も対象とする生き物の種類を変えながら継続実施する予定です。
●結果の詳細は、横浜市環境科学研究所Webページにて公開しています。
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/kankyohozen/kansoku/science/naiyou/tayosei/ikiiki.html
[画像5: https://prtimes.jp/i/13670/1308/resize/d13670-1308-30a2f713fc30114044c5-4.jpg ]
★概要をまとめた『こどもいきいき生き物新聞』もぜひご覧ください
https://prtimes.jp/a/?f=d13670-1308-917c942af6033f7a43507a67ea038a54.pdf
横浜市環境科学研究所では、市立小学校340校の小学生を対象に、家や学校の近くで見つけた生き物を報告してもらう調査を実施しています。
2023年は、160校、10,061人の小学生が回答し、里地里山的環境を指標するカブトムシの確認率が減少傾向であることなど、今後の生物多様性保全に資する貴重な情報を得ることができました。
本調査は2013年から実施しており、今回で11年目10度目、参加児童数はのべ11万人を超えました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/13670/1308/resize/d13670-1308-74a5a68864c06f169ba3-0.jpg ]
【調査の目的】
・地域の自然や生き物への関心を高めてもらうこと
・生物多様性保全に資する基礎データを取得すること
【調査方法】
[画像2: https://prtimes.jp/i/13670/1308/resize/d13670-1308-c2b597cde9346b9eb58c-1.png ]
2023年の夏休み前に横浜市立小学校340校の5年生29,397人に調査票を配布し、過去1年間に「家や学校の近く」で見つけたり、鳴き声を聞いたりした生き物に対して○をつけてもらいました。
【調査対象とした生き物】
調査対象とした9種類の生き物は分類のしやすさに配慮しながら、市内の自然環境を特徴づけるもの、減少又は増加傾向にあるものなどを選定し、年ごとに変えてローテーションさせています。
調査結果『カブトムシ減った? 増えた?』
学校ごとに、対象の生き物を見つけた人の割合(以下、確認率)を集計し、その情報をもとに市内全域における確認率の高低を色の濃淡で示しました。
カブトムシの市全体の確認率は2013年以降、徐々に減少傾向にあります。
特に前回2021年の低下は、コロナ禍による行動自粛が影響したものと思われます。今回は62%とやや持ち直したものの、依然として低めでした。みどりの多い市西部の確認率が高く、東部の臨海都市部で低い傾向は、これまでと同様です。
近年のナラ枯れの拡大により餌となる樹液が出ている木が増え、カブトムシは見つけやすくなっている可能性もありますが、暑い夏には成虫が少ないことなどが報告されており、猛暑であった今回は少なくともその影響を受けたものと思われます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/13670/1308/resize/d13670-1308-9bbd59ab9615cdf4e304-2.png ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/13670/1308/resize/d13670-1308-7a32b6d04530dce3aa6d-3.png ]
確認率は観察場所へのアクセスのしやすさなど、さまざまな要因により変動し、必ずしも生き物の生息密度を表すものではありません。調査は長期的な視点での解析・考察が重要であり、来年以降も対象とする生き物の種類を変えながら継続実施する予定です。
●結果の詳細は、横浜市環境科学研究所Webページにて公開しています。
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/kankyohozen/kansoku/science/naiyou/tayosei/ikiiki.html
[画像5: https://prtimes.jp/i/13670/1308/resize/d13670-1308-30a2f713fc30114044c5-4.jpg ]
★概要をまとめた『こどもいきいき生き物新聞』もぜひご覧ください
https://prtimes.jp/a/?f=d13670-1308-917c942af6033f7a43507a67ea038a54.pdf
「小学生」をもっと詳しく
「小学生」のニュース
-
「男子小学生がトラックにひかれた」登校中の小学生がトラックにはねられ頭にけが 信号無視が原因か 埼玉・所沢市6月14日13時40分
-
【埼玉県】生き物の好きな小学生を募集します!6月14日13時16分
-
「水着をちょうだい」 登校中の小学生女児が見知らぬ男から声かけられる 福岡市南区の路上6月14日12時1分
-
小学生の漢字テスト、唯一知ってる2文字を書いたら… 「丸で良いだろ」と疑問の声続出6月14日11時0分
-
「南福岡駅に連れていって」 男が通行中の小学生女児に声かけ 福岡市博多区6月14日10時16分
-
小学生DJ RINOKA、2度目のギネス記録獲得「とても嬉しいです!」6月14日9時50分
-
【小学生の国語】子どもの「書く力」「記述力」を伸ばしたい!…その前に知っておきたいこと6月14日6時0分
-
「乗っていかない」 登校中の小学生男児に車に乗った男が声かけ、手をつかむ 福岡県筑前町6月13日20時46分
-
「お金あげようか」「お菓子あげようか」 通行中の小学生女児が… 見知らぬ男から声をかけられる 福岡県筑紫野市の道路上6月13日17時16分
-
令和6年度こども調査隊「この夏、食と薬のプロフェッショナルになろう!」の参加者を募集します6月13日16時46分