【東芝】東芝グループの研究開発新棟「イノベーション・パレット」を開所
Digital PR Platform2024年2月26日(月)13時53分
2024-2-26
株式会社 東芝
東芝グループの研究開発新棟「イノベーション・パレット」を開所
~川崎市・小向事業所内に開所、イノベーションが次々と生まれる研究開発環境と
開かれた研究所で、技術の社会実装を加速~
[画像1]https://user.pr-automation.jp/simg/1398/83781/400_300_2024022221410765d740e390d0d.jpg
当社は、当社グループの先端研究開発のランドマークとなる研究開発新棟「イノベーション・パレット」(以下、新棟)を川崎市にある当社グループの小向事業所内に開所し、本日、オープニングイベントを開催しました。新棟は、約340億円を投じて昨年11月に竣工し、コーポレート(本社)の研究開発機能と、東芝デバイス&ストレージ株式会社の半導体事業部および研究開発部門を集約した上で、本年1月より執務を開始しています。
当社は、現在の研究開発センターの前身となる中央研究所を1961年に設立し、これまで日本語ワードプロセッサやNAND型フラッシュメモリなど、数多くの世界初・日本初の技術を生み出し、人々の生活の利便性や豊かさの向上、社会課題の解決につなげてきました。現在、当社グループは、「カーボンニュートラル・サーキュラーエコノミーの実現」「誰もが享受できるインフラの構築」「繋がるデータ社会の構築」を目指し、かつてない地球規模の課題解決に向け取り組んでいます。この実現には、社内外の英知を結集させた革新的技術の開発と社会実証が不可欠であり、2023年9月にドイツに新たな技術拠点「リジェネラティブ・イノベーションセンター」を開設するなど、当社グループではこれを実現する体制構築を進めています。
今般開所した新棟は、当社グループの技術の最重要拠点です。地球規模の課題解決に向け、新棟に集う研究者やスタッフ、お客様やパートナー、ご来訪者の多彩な個性を「色」に例え、混ぜ合わせて共に未来を描き、イノベーションを生み出す場「パレット」にしたいという思いを込め、「イノベーション・パレット」という名称としました。新棟は、研究開発の場として「Activity-Based Working(ABW)」「共創空間」「ライブ実験場」という3つの特長を備え、イノベーションを加速させます。
当社は、多様な専門性をもった人材が、当社グループ内はもちろん、お客様・パートナー・社会と対話しながら新しい技術と価値を創出し、それを早期に社会実装することによって、当社グループの経営理念である「人と、地球の、明日のために。」に貢献していきます。
新棟の特長
1.Activity-Based Working(ABW) ~成長の種を創出・育成し、共創を実現~
部門の壁や固定席をなくし、仕事のやり方にあわせて働く場所を選ぶABWを導入しました。高度な集中が必要な個人作業のエリア「フォーカスゾーン」、個人作業と交流の両方を実現する「コワークエリア」、活発な議論を促す「アイデア出しスペース」、休息しながら気軽な交流を生み出す「ブックカフェ」など、活動別の空間を備えています。オープンな環境を作り、専門分野の異なる研究者・技術者同士が日常的に交流して刺激し合うことで、共創を推進します。
2.2人の創業者にちなんだ共創空間「万般(ばんぱん)スクエア」「至善(しぜん)ホール」を設置
お客様等と共創するコラボレーションスペースや社外の方を招いて開催する展示会などに活用できるスペースを設置し、当社の創業者である田中久重が工場に掲げた言葉「万般の機械考案の依頼に応ず」、もう一人の創業者である藤岡市助が信条とした「至善」にちなんで「万般スクエア」「至善ホール」と命名しました。今後、ワークショップ・ハッカソン・セミナーを実施するなど、お客様が気軽に足を運ぶ開かれた研究所を実現します。
3.ライブ実験場 ~新棟を最大限活用した先進的かつ進化し続ける実証を行い、技術の社会実装・事業化を加速~
当社グループの様々な設備や最新技術を使ったサービスのショーケースとして、先進実証を行います。オフィスエリアを含む、新棟全体を「ライブ実験場」として捉え、館内に設置したセンサー・カメラを含む各種設備から収集したデータを用いて空間・人・エネルギーなどを高精度に認識し、適切な最適化や制御に繋げる運用デジタルツイン(*1)を構築・活用する実証を行います。人流などを推定して空調や照明などを快適かつ最適に制御する省エネ実証や、映像AIを活用して安心・安全を実現するロボット実証、蓄電池の高度な活用を実現するVPP(バーチャルパワープラント)実証などを通じて、新たな価値創出を狙います。昇降機をはじめ、各種設備のソフトウェア・ディファインド化(*2)や、実証での収集データをAIが学習することで、より良いサービスへ進化し続け、新たな技術の社会実装および事業化を加速していきます。
概要
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*1:センシング技術とAIを活用して実世界で起こっている事象をバーチャル上にリアルタイムに再現し、現場の過去・現在・未来を、現場を運用中にシミュレーションする技術
*2:ハードとアプリ・ソフトを分離し、設備の機能やサービスの定義・更新を可能とする技術
[画像3]https://user.pr-automation.jp/simg/1398/83781/700_190_2024022221410765d740e386d51.png
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