「ジャポニカ学習帳」14億冊ヒットの裏に奇策あり!返品の山からの「大バクチ」を会長が激白
「ジャポニカ学習帳」14億冊ヒットの裏に奇策あり!返品の山からの「大バクチ」を会長が激白
画像提供:ショウワノート
1970年に発売された「ジャポニカ学習帳」を知らない人はいないだろう。表紙に掲載された色鮮やかな写真が魅力で、小学生の「勉強のお供」として長年愛され続けてきた。現在までの累計販売実績は約14億冊に上る。そんなジャポニカ学習帳だが、実は発売当初はあまり売れなかったそうだ。苦境下で繰り出した“大バクチ”がヒットにつながったというが、一体どんな奇策を打ったのか。ショウワノートホールディングスの片岸茂会長に聞いた。(フリーライター 鬼頭勇大)
「ジャポニカ学習帳」14億冊ヒットの裏に“大バクチ”
ショウワノートの「ジャポニカ学習帳」は1970年の発売以降、主に小学生向けの学習帳として人気を獲得してきた。現在までの販売実績は、累計で約14億冊に上る。昆虫や植物の大きな写真が存在感を発揮している表紙の学習帳を、誰しもが一度は目にしたことがあるはずだ。
1970年に発売された当初のジャポニカ学習帳(画像提供:ショウワノート)
ただし、今でこそ業界トップクラスの販売実績と知名度を誇るジャポニカ学習帳だが、発売当初のショウワノート(当時の社名は「昭和ノート」)は、学習帳メーカーとして“新参者”だった。そこから現在の不動の地位を築くまでには、さまざまな苦労があった。
持ち株会社・ショウワノートホールディングス(HD)の代表取締役会長である片岸茂氏によると、かつては小売店からの返品なども相次ぎ、経営がかなり苦しい状況に追い込まれたこともあったという。
後発だったジャポニカ学習帳は、どのようにして学習帳市場でトップクラスの人気商品に上り詰めたのか。片岸会長によると、ヒットの裏側には、苦戦が続く中で打った“大バクチ”があった――。
「会長」をもっと詳しく
「会長」のニュース
-
チェルシー会長、明るい兆しが見える現状を高評価「急激に何かが変化した」5月10日16時6分
-
【巨人】選手会長・大城卓三が2軍合流 不振による2軍調整は2年ぶり 今村信貴も合流5月10日9時39分
-
ダイキン井上会長が退任=30年経営けん引、名誉会長に5月9日20時25分
-
5月22日「ガールスカウトの日」日本全国のガールスカウトが地域でイベントを開催5月9日18時46分
-
マンUはグリーンウッドの復帰を望んでいない? ヘタフェ会長「戻らないと思う」5月9日16時6分
-
ダイキン工業、竹中直文専務執行役員が社長に昇格へ…十河政則社長は会長に5月9日14時52分
-
ファーストリテ、柳井会長の株保有比率が17.19%に低下=報告書5月9日13時35分
-
FIA初のCEOナタリー・ロビンが1年半で退任。幹部の離脱が続く5月9日13時25分
-
全米オープンも将来的には『LIV枠』を設定? マイク・ワン会長が言及5月9日12時30分
-
ドイツ・マンハイムのPOCO、VusionGroupのソリューションで業務効率化に成功5月9日11時46分