民間企業の給与は平均459万5000円…人手不足背景に3年連続増、2014年以降で最高

読売新聞2024年9月25日(水)20時54分

国税庁

 民間企業の社員やパート従業員らが昨年1年間に得た給与(賞与を含む)は平均459万5000円で、前年から1万9000円(0・4%)増え、比較可能な2014年分以降で過去最高となったことが国税庁の調査でわかった。増加は3年連続。人手不足を背景とした賃金上昇などが影響したとみられる。

 国税庁によると、調査では、昨年末現在、源泉徴収義務がある約350万事業所のうち、約2・7万事業所と給与所得者約30万人を抽出して給与額などを推計した。男女別の平均給与は男性568万5000円、女性315万8000円。また、正社員は530万3000円で、正社員以外は201万9000円だった。一方、賞与だけをみると、平均71万4000円で、前年から2000円(0・3%)減少していた。

 給与の伸び率を業種別にみると、協同組合などの「複合サービス事業」が5・6%で最も高く、「電気・ガス・熱供給・水道業」が3・7%、「建設業」が3・5%と続いた。

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