USJ、ハロウィンアトラクション高額転売で「転売チケット利用不可」ツイート 「QRコードを無効化している」と警告
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは10月26日、ツイッターの公式アカウントで転売チケットの利用を禁止すると改めて告知した。同社は特定チケットが、チケット売買サイト「チケット流通センター」に「継続的に大量出品されていることを確認しています」と述べた上で、
「チケットの転売は固く禁止されています。転売チケットは利用できません」
とツイートした。
26日20時現在、チケット流通センターには46件の出品がある。最も高価格がつけられているのは、すでに完売した新登場のハロウィン期間限定体験型ホラーアトラクション「ホテル・アルバート」の完全体験パスで、3万3000円。定価5480円の約6倍だ。
これについてツイッターでは転売禁止に同意の声が寄せられたが、USJのチケットは日時指定かつキャンセル・変更不可であることから、
「せめて1週間前までキャンセルや変更可であれば(略)、タイミング良く買える他のゲストにとってもありがたいです」
などの声も寄せられた。しかしキャリコネニュースの取材に、USJ広報担当者は「そうすると転売屋の行為を補償することになる」とコメントした。
転売対策として「チケットの追跡および特定し、QRコードを無効化」そもそもUSJには「入場券」と「場内で使用できるチケット」があり、事前に手に入れる場合、入場予定日や体験時間を選択して購入する。もちろん当日券もあるが、人気アトラクションチケットはすぐに売り切れるため、事前に購入する人が多い。
「ホテル・アルバート」の完全体験パスについては、「事前販売で売り切れの場合は、販売はありません」となっている。もし「キャンセル枠」があれば完売してもチャンスがある、と思うのも最もだ。しかし同広報担当者は、
「これをやってしまうと、転売屋の商売を補償してしまうことになるんです。例えば転売屋が事前に大量購入した日時指定チケットが売れなくても、USJにキャンセル申請をすれば損失はゼロになりますよね」
と説明した。これがキャンセル・変更を受け付けない理由だ。
現在、転売対策として同社は、転売チケットを追跡して特定しQRコードを順次無効化している。そのため転売者から購入したチケットでは、入場・使用ができない。
「USJは2015年11月からこのような対策を行っており、アトラクション待ち時間を短縮する『エクスプレス・パス』の転売はほぼなくなりました。しかし『ホテル・アルバート』の完売から転売屋が目をつけ、高額出品しているのだと考えています」
そのため再度、チケット転売禁止を呼びかけるためにツイッターに投稿を行ったという。
「私達はいらっしゃるゲストの方が誰一人不利益を被らないように、チケット撲滅に尽力しています。『やむを得ずに行けない場合のため、キャンセル可能にしてほしい』という声も受け止めておりますが、ご理解いただければと思っております」
今後も「引き続き転売チケットのモニターサーチを行い、是正していく」という。
「無効」をもっと詳しく
「無効」のニュース
-
Microsoft 365 Officeのアクティベート、ランダムに無効になる不具合12月20日18時41分
-
温室ガス、35年に61%以上減 米政権の目標、交代で無効に12月19日21時35分
-
NVIDIA Appの「ゲームフィルター」機能がゲームの性能を下げているかも - いったん無効化で対処可能12月17日18時57分
-
4MEEE株式会社、デジタル広告の掲載品質を認証する機構「JIDAQ」による認証を取得12月5日12時16分
-
10発の核ミサイルを無効化したUFO…宇宙人が人類に伝えたいメッセージとは?11月27日20時0分
-
コパ・スダメリカーナ決勝のチケットが試合直前で突然無効に…サポーターに混乱生じる11月24日0時32分
-
Momentum、広告計測事業者として第三者検証によるブランドセーフティおよび無効トラフィック対策に関するJICDAQ認証を更新11月1日15時47分
-
DoubleVerify、ブランドセーフティおよび無効トラフィック対策に関するJICDAQ認証を4年連続で取得11月1日10時16分
-
【徹底検証】本当に使えるChrome拡張機能はどれ? 第6回 拡張機能の管理方法(追加/削除、有効/無効、キー設定など)10月31日9時0分
-
デジタリフト、ブランドセーフティと無効トラフィック対策分野におけるJICDAQ認証を更新10月28日13時46分