最適ポートフォリオ理論に関する共同研究を推進
PR TIMES2023年12月19日(火)17時47分
―フラクタル相関を活用した最適ポートフォリオ理論に関する論文を公開―
株式会社みずほ銀行(頭取:加藤 勝彦、以下「みずほ銀行」)と、みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社(取締役社長:吉原 昌利、以下「みずほリサーチ&テクノロジーズ」)は、国立大学法人京都大学(総長:湊 長博、以下「京都大学」)と最適ポートフォリオ理論に関する共同研究を2020年度より開始し、このたび、研究成果が国際学術誌「Applied Economics Letters」にオンライン掲載(*1)されました。
銀行経営において、ポートフォリオ運用は適切なリスク管理と収益最大化を両立するための戦略的なアプローチです。しかし、実際のポートフォリオ運用と現代ポートフォリオ理論に基づく標準的なモデルの間に乖離が生じており、実際の資産の変動リスクをより正しく反映した新しいポートフォリオ理論が望まれていました。
みずほ銀行と、みずほリサーチ&テクノロジーズは、京都大学大学院情報学研究科梅野健教授との間で、2020年度よりポートフォリオ最適化に関する共同研究を進め、このたび、本共同研究の成果が、国際学術誌「Applied Economics Letters」にオンライン掲載されました。
この論文では、資産間の相関関係が投資ホライゾン(時間スケール)(*2)に依存するフラクタル性(*3)と呼ばれる性質を持つことに注目し、異なる投資ホライゾンにおける適切な投資配分を利用するポートフォリオ戦略を構築しました。市況に応じて最適な投資スケールを選択するスイッチング戦略によって、同じ要求収益率を満たしつつ従来よりもリスクを低減できる可能性を示しました。
〈みずほ〉と京都大学は、今後も一層、産学連携に取り組み、金融資産のリスクをより精密に把握する理論的根拠を提供することで、金融システムの安定に貢献していきます。〈みずほ〉は本研究を活かして投資運用業務の高度化を進め、持続的な競争優位の確立を目指していきます。
*1 Applied Economics Lettersに掲載された論文タイトルと著者は以下の通りです。
著者:Shinji Kakinaka, Tadaaki Hayakawa, Daisuke Kato and Ken Umeno
タイトル:Fractal portfolio strategies: does scale preference of investors matter?
(フラクタルポートフォリオ戦略: 投資家のスケール選択傾向は重要か?)
DOI:https://doi.org/10.1080/13504851.2023.2274298
*2 投資ホライゾン(時間スケール)とは、投資家が想定している投資期間の長さのことです。
*3 フラクタル性とは、時間的または空間的なスケールを変えても似たように振る舞う性質のことです。
[画像: https://prtimes.jp/i/121456/11/resize/d121456-11-22ccc3ba2949d1204fc3-0.png ]
株式会社みずほ銀行(頭取:加藤 勝彦、以下「みずほ銀行」)と、みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社(取締役社長:吉原 昌利、以下「みずほリサーチ&テクノロジーズ」)は、国立大学法人京都大学(総長:湊 長博、以下「京都大学」)と最適ポートフォリオ理論に関する共同研究を2020年度より開始し、このたび、研究成果が国際学術誌「Applied Economics Letters」にオンライン掲載(*1)されました。
銀行経営において、ポートフォリオ運用は適切なリスク管理と収益最大化を両立するための戦略的なアプローチです。しかし、実際のポートフォリオ運用と現代ポートフォリオ理論に基づく標準的なモデルの間に乖離が生じており、実際の資産の変動リスクをより正しく反映した新しいポートフォリオ理論が望まれていました。
みずほ銀行と、みずほリサーチ&テクノロジーズは、京都大学大学院情報学研究科梅野健教授との間で、2020年度よりポートフォリオ最適化に関する共同研究を進め、このたび、本共同研究の成果が、国際学術誌「Applied Economics Letters」にオンライン掲載されました。
この論文では、資産間の相関関係が投資ホライゾン(時間スケール)(*2)に依存するフラクタル性(*3)と呼ばれる性質を持つことに注目し、異なる投資ホライゾンにおける適切な投資配分を利用するポートフォリオ戦略を構築しました。市況に応じて最適な投資スケールを選択するスイッチング戦略によって、同じ要求収益率を満たしつつ従来よりもリスクを低減できる可能性を示しました。
〈みずほ〉と京都大学は、今後も一層、産学連携に取り組み、金融資産のリスクをより精密に把握する理論的根拠を提供することで、金融システムの安定に貢献していきます。〈みずほ〉は本研究を活かして投資運用業務の高度化を進め、持続的な競争優位の確立を目指していきます。
*1 Applied Economics Lettersに掲載された論文タイトルと著者は以下の通りです。
著者:Shinji Kakinaka, Tadaaki Hayakawa, Daisuke Kato and Ken Umeno
タイトル:Fractal portfolio strategies: does scale preference of investors matter?
(フラクタルポートフォリオ戦略: 投資家のスケール選択傾向は重要か?)
DOI:https://doi.org/10.1080/13504851.2023.2274298
*2 投資ホライゾン(時間スケール)とは、投資家が想定している投資期間の長さのことです。
*3 フラクタル性とは、時間的または空間的なスケールを変えても似たように振る舞う性質のことです。
[画像: https://prtimes.jp/i/121456/11/resize/d121456-11-22ccc3ba2949d1204fc3-0.png ]
「推進」をもっと詳しく
「推進」のニュース
-
2024年度 始動開始!今年度も渋谷区観光協会の活動を共に推進する観光大使 4名よりコメント6月14日18時46分
-
観光庁「観光DX」”Next Tourism Seminar 2024”開催のお知らせ6月14日18時46分
-
太陽光パネル再資源化へ検討加速 義務化推進へ来年にも法案提出6月14日18時12分
-
「都庁DXアワード2024」を開催します6月14日17時46分
-
GX推進による持続可能な店舗づくりを目指してダイナムが太陽光発電設備の導入を拡大6月14日17時40分
-
地方公共団体諸税等の納税に係る「山梨県下一斉『納付書レス・キャッシュレス納付推進プロジェクト』2024」を実施します6月14日17時40分
-
最中屋、GiverLink(ギバーリンク)と業務提携6月14日16時46分
-
最新情報や取り組み事例が学べる!様々なソリューションを発見できる展示会 自治体・公共Week「スマートシティ推進EXPO」に出展6月14日16時46分
-
「パートナーシップ構築宣言」を公表しました −取引先や事業者の皆様と新たなパートナーシップ構築を目指します−6月14日16時30分
-
ジェンダーギャップ指数日本は118位と低迷…女性活躍推進企業のママ社員の1日を紹介6月14日16時16分