第75回ゴールデン・グローブ賞発表!『スリー・ビルボード』が作品賞ほか4部門受賞
シネマカフェ2018年1月8日(月)14時47分
第75回ゴールデン・グローブ賞が1月7日(現地時間)、ロサンゼルスで発表され、『スリー・ビルボード』が作品賞ほか4部門で最多受賞を果たした。テレビ部門では「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」が圧勝、ハリウッドにおける女性のパワーが大きく印象づけられた。
マーティン・マクドナー監督が脚本賞を受賞したほか、女優賞(フランシス・マクドーマンド)、助演男優賞(サム・ロックウェル)に輝いた『スリー・ビルボード』は、アメリカ南部のミズーリ州の小さな町を舞台に、娘を殺された女性が地元警察に抗議する3枚の広告看板を立てる物語。2月1日(木)から日本公開される。
最多7部門にノミネートされていた『シェイプ・オブ・ウォーター』(3月1日(木)より公開)は監督賞(ギレルモ・デル・トロ)と作曲賞(アレクサンドル・デスプラ)を受賞した。
ハリウッド外国人記者協会(HFPA)の投票によるゴールデン・グローブ賞は、映画とテレビの部をドラマ部門とミュージカル/コメディ部門に分けて選出。2月のアカデミー賞の行方を占う前哨戦のハイライトの1つだ。
今年の最多受賞作はテレビ部門のリミテッドシリーズ/テレビムービー部門 の「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」。作品賞ほか女優賞、助演男女優賞とノミネートされた全4部門を制覇。一見幸せそうな家庭を築く女性たちの隠された苦しみを描き、ハラスメントや虐待といったテーマに切り込んだ同作が大きく支持された。
最初に発表された同女優賞受賞のニコール・キッドマンは「これは友情の物語です。団結し、支え合いました」とスピーチで女性のパワーを強調。活動家だった母についてふれ、「これは虐待を扱った作品です。私たちの作品を通して変革をもたらしたいです」と語った。
ミュージカル/コメディ部門も、高校生の少女と母親を描いたグレタ・ガーウィグ監督の『レディ・バード』が作品賞と主演女優賞(シアーシャ・ローナン)を受賞。女優であるガーウィグの監督デビュー作だ。
セシル・B・デミル賞を受賞したオプラ・ウィンフリーは「あまりにも長い間、女性たちの話に権力を持つ男性たちは女性たちの話に耳を傾けず、彼女たちは信頼されずにいました。でも、彼らの時代は終わるのです(Their time is up)」と高らかに宣言した。
映画の部ドラマ部門作品賞のプレゼンターに登場したのは、ゴールデン・グローブ賞監督賞で唯一の女性受賞者のバーブラ・ストライザンド。「私が受賞したのは1984年です。34年も前? みなさん、Time is upよ」と語った。
授賞結果は以下の通り。
<映画の部>
■ドラマ部門
作品賞
『スリー・ビルボード』
女優賞
フランシス・マクドーマンド『スリー・ビルボード』
男優賞
ゲイリー・オールドマン『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』
■ミュージカル/コメディ部門
作品賞
『レディ・バード』
女優賞
シアーシャ・ローナン『レディ・バード』
男優賞
ジェームズ・フランコ『THE DISASTER ARTIST』(原題)
助演女優賞
アリソン・ジャニー『I, TONYA』(原題)
助演男優賞
サム・ロックウェル『スリー・ビルボード』
アニメ作品賞
『リメンバー・ミー』
外国語映画賞
『女は二度決断する』(ドイツ/フランス)
監督賞
ギレルモ・デル・トロ『シェイプ・オブ・ウォーター』
脚本賞
マーティン・マクドナー『スリー・ビルボード』
作曲賞
アレクサンドル・デスプラ『シェイプ・オブ・ウォーター』
主題歌賞
“THIS IS ME”『グレイテスト・ショーマン』
<テレビ>
■ドラマ部門
作品賞
「THE HANDMAID'S TALE」(原題)
女優賞
エリザベス・モス「THE HANDMAID'S TALE」(原題)
男優賞
スターリング・K・ブラウン 「THIS IS US 36歳、これから」
■ミュージカル/コメディ部門
作品賞
「マーベラス・ミセス・メイゼル」
女優賞
レイチェル・ブロズナハン「マーベラス・ミセス・メイゼル」
男優賞
アジズ・アンサリ「マスター・オブ・ゼロ」
■リミテッドシリーズ/テレビムービー部門
作品賞
「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」
女優賞
ニコール・キッドマン「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」
男優賞
ユアン・マクレガー「FARGO/ファーゴ」
助演女優賞
ローラ・ダーン「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」
助演男優賞
アレクサンダー・スカルスガルド「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」
マーティン・マクドナー監督が脚本賞を受賞したほか、女優賞(フランシス・マクドーマンド)、助演男優賞(サム・ロックウェル)に輝いた『スリー・ビルボード』は、アメリカ南部のミズーリ州の小さな町を舞台に、娘を殺された女性が地元警察に抗議する3枚の広告看板を立てる物語。2月1日(木)から日本公開される。
最多7部門にノミネートされていた『シェイプ・オブ・ウォーター』(3月1日(木)より公開)は監督賞(ギレルモ・デル・トロ)と作曲賞(アレクサンドル・デスプラ)を受賞した。
ハリウッド外国人記者協会(HFPA)の投票によるゴールデン・グローブ賞は、映画とテレビの部をドラマ部門とミュージカル/コメディ部門に分けて選出。2月のアカデミー賞の行方を占う前哨戦のハイライトの1つだ。
今年の最多受賞作はテレビ部門のリミテッドシリーズ/テレビムービー部門 の「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」。作品賞ほか女優賞、助演男女優賞とノミネートされた全4部門を制覇。一見幸せそうな家庭を築く女性たちの隠された苦しみを描き、ハラスメントや虐待といったテーマに切り込んだ同作が大きく支持された。
最初に発表された同女優賞受賞のニコール・キッドマンは「これは友情の物語です。団結し、支え合いました」とスピーチで女性のパワーを強調。活動家だった母についてふれ、「これは虐待を扱った作品です。私たちの作品を通して変革をもたらしたいです」と語った。
ミュージカル/コメディ部門も、高校生の少女と母親を描いたグレタ・ガーウィグ監督の『レディ・バード』が作品賞と主演女優賞(シアーシャ・ローナン)を受賞。女優であるガーウィグの監督デビュー作だ。
セシル・B・デミル賞を受賞したオプラ・ウィンフリーは「あまりにも長い間、女性たちの話に権力を持つ男性たちは女性たちの話に耳を傾けず、彼女たちは信頼されずにいました。でも、彼らの時代は終わるのです(Their time is up)」と高らかに宣言した。
映画の部ドラマ部門作品賞のプレゼンターに登場したのは、ゴールデン・グローブ賞監督賞で唯一の女性受賞者のバーブラ・ストライザンド。「私が受賞したのは1984年です。34年も前? みなさん、Time is upよ」と語った。
授賞結果は以下の通り。
<映画の部>
■ドラマ部門
作品賞
『スリー・ビルボード』
女優賞
フランシス・マクドーマンド『スリー・ビルボード』
男優賞
ゲイリー・オールドマン『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』
■ミュージカル/コメディ部門
作品賞
『レディ・バード』
女優賞
シアーシャ・ローナン『レディ・バード』
男優賞
ジェームズ・フランコ『THE DISASTER ARTIST』(原題)
助演女優賞
アリソン・ジャニー『I, TONYA』(原題)
助演男優賞
サム・ロックウェル『スリー・ビルボード』
アニメ作品賞
『リメンバー・ミー』
外国語映画賞
『女は二度決断する』(ドイツ/フランス)
監督賞
ギレルモ・デル・トロ『シェイプ・オブ・ウォーター』
脚本賞
マーティン・マクドナー『スリー・ビルボード』
作曲賞
アレクサンドル・デスプラ『シェイプ・オブ・ウォーター』
主題歌賞
“THIS IS ME”『グレイテスト・ショーマン』
<テレビ>
■ドラマ部門
作品賞
「THE HANDMAID'S TALE」(原題)
女優賞
エリザベス・モス「THE HANDMAID'S TALE」(原題)
男優賞
スターリング・K・ブラウン 「THIS IS US 36歳、これから」
■ミュージカル/コメディ部門
作品賞
「マーベラス・ミセス・メイゼル」
女優賞
レイチェル・ブロズナハン「マーベラス・ミセス・メイゼル」
男優賞
アジズ・アンサリ「マスター・オブ・ゼロ」
■リミテッドシリーズ/テレビムービー部門
作品賞
「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」
女優賞
ニコール・キッドマン「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」
男優賞
ユアン・マクレガー「FARGO/ファーゴ」
助演女優賞
ローラ・ダーン「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」
助演男優賞
アレクサンダー・スカルスガルド「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」
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