再放送中『ガリレオ』今見返すと超豪華! シーズン1を盛り上げた“犯人”ゲストたち
クランクイン!2024年3月24日(日)7時0分
東野圭吾のミステリー小説を原作に、歌手で俳優の福山雅治が天才物理学者を演じシリーズ化もされた月9ドラマ『ガリレオ』(フジテレビ系)。現在久々の再放送がされており、改めて見てみると豪華なゲストキャストに驚いた人も少なくないのでは。今回は、そんな豪華なゲストの中からシーズン1で犯人を演じた意外な出演者や事件の概要、トリックについてまとめていきたい。
ドラマ『ガリレオ』は、福山演じる変人でありながら天才的な頭脳を持つ物理学者・湯川が女性刑事・内海薫(柴咲コウ)をバディとして、科学的な検証と推理で不可思議な事件を解決へ導く人気シリーズ。2007年に第1シーズンが放送され、2013年には第2シーズンがオンエア。このほかにもスペシャルドラマや3本の劇場版も製作されている。
湯川と薫の出会いが描かれた記念すべき第1話では、深夜の公園にたむろしていた男性の1人が、突然頭部から炎をあげてそのまま死亡するという不可解な事件が発生。犯人・金森龍男役にふんしたのは、当時既に数多くのテレビドラマや映画で主演を務めていた唐沢寿明だ。彼が演じる金森は機械工場に勤める技術者。余暇には視覚しょうがい者のために小説を朗読するボランティアを行っている善良を絵に描いたような男性だった。しかし兼ねてから若者たちが深夜に起こす騒音に悩まされていた彼は、技術者としてのスキルを活かし、遠隔操作で強力な炭酸ガスレーザーを照射するシステムを開発。数ヶ月にわたって照射を繰り返して犯行を達成させる金森の執念深さを、唐沢が抜群の演技力で表現した。
第4話では、豪邸の室内プールで若い女性の水死体が発見される。検死の結果、死因は心臓麻痺とされたが、薫は被害者の胸の皮膚が一部壊死しているように見えるのが気にかかる。さらに彼女の他にも同様に皮膚の壊死を残して亡くなった被害者の存在が明らかに…。このエピソードで犯人・田上昇一を演じたのは、当時SMAPのメンバーでもあり前年1月期の月9ドラマ『西遊記』(フジテレビ系)で主演を務めていた香取慎吾。彼が演じる田上は、湯川も論文の出来を称えるほど優秀な大学院生。物腰は柔らかで女性への接し方もスマートな反面、自身の研究を使って海外の軍事産業への就職を図ろうとする野心家でもある。そんな彼は暗殺用の超音波発生装置を開発。その装置を軍事産業へ売り込むための“人体実験”を繰り返していたのだった。
深田恭子が若き社長夫人・菅原静子役で登場したのが第7話。このエピソードでは、静子が夫の満(塚地武雅)から大金をせしめるためにロボット工学者の峰村(戸次重幸)と共謀。峰村はスイッチの操作で高さが調節できるハンガーラックを作り、これで満の浮気相手・冬美(桜井千寿)に狂言の首吊り自殺をさせようとする。しかし峰村は、遠隔操作でハンガーラックの高さが変えられないよう設定し、そのまま冬美を殺害。その後、峰村が謎の溺死を遂げるなど、波乱の展開を迎えた。終盤では湯川が犯行のトリックを解き明かし静子は警察へ引き渡されることに。序盤の“貞淑な妻”といった雰囲気から終盤にかけて大胆不敵な悪女へと変貌していく深田の演技に引き込まれる。
前後編となった第9話&第10話で、湯川の恩師にして原子力工学の研究者・木島征志郎役でフリーアナウンサーの久米宏が登場。さらに木島を献身的に支える秘書・穂積京子を本上まなみが演じた。第9話&第10話は、湖での大規模な爆破事件と頭部を銃撃された男性の遺体が、核兵器開発を背景に繋がっていくという壮大な展開に。音声編集技術を駆使したアリバイ工作や京子を利用した木島の悪辣な犯行に湯川が迫っていく。そして第10話のクライマックスでは、木島が開発した中性子爆弾「レッドマーキュリー」が登場。湯川と薫が東京壊滅の危機を救うために爆弾を解除するべく奮闘する。穏やかながらもマッドサイエンティストと呼ぶにふさわしい木島の異様なたたずまいを体現した久米の存在感が見事。
ドラマ『ガリレオ』は、福山演じる変人でありながら天才的な頭脳を持つ物理学者・湯川が女性刑事・内海薫(柴咲コウ)をバディとして、科学的な検証と推理で不可思議な事件を解決へ導く人気シリーズ。2007年に第1シーズンが放送され、2013年には第2シーズンがオンエア。このほかにもスペシャルドラマや3本の劇場版も製作されている。
■第1話・唐沢寿明
湯川と薫の出会いが描かれた記念すべき第1話では、深夜の公園にたむろしていた男性の1人が、突然頭部から炎をあげてそのまま死亡するという不可解な事件が発生。犯人・金森龍男役にふんしたのは、当時既に数多くのテレビドラマや映画で主演を務めていた唐沢寿明だ。彼が演じる金森は機械工場に勤める技術者。余暇には視覚しょうがい者のために小説を朗読するボランティアを行っている善良を絵に描いたような男性だった。しかし兼ねてから若者たちが深夜に起こす騒音に悩まされていた彼は、技術者としてのスキルを活かし、遠隔操作で強力な炭酸ガスレーザーを照射するシステムを開発。数ヶ月にわたって照射を繰り返して犯行を達成させる金森の執念深さを、唐沢が抜群の演技力で表現した。
■第4話・香取慎吾
第4話では、豪邸の室内プールで若い女性の水死体が発見される。検死の結果、死因は心臓麻痺とされたが、薫は被害者の胸の皮膚が一部壊死しているように見えるのが気にかかる。さらに彼女の他にも同様に皮膚の壊死を残して亡くなった被害者の存在が明らかに…。このエピソードで犯人・田上昇一を演じたのは、当時SMAPのメンバーでもあり前年1月期の月9ドラマ『西遊記』(フジテレビ系)で主演を務めていた香取慎吾。彼が演じる田上は、湯川も論文の出来を称えるほど優秀な大学院生。物腰は柔らかで女性への接し方もスマートな反面、自身の研究を使って海外の軍事産業への就職を図ろうとする野心家でもある。そんな彼は暗殺用の超音波発生装置を開発。その装置を軍事産業へ売り込むための“人体実験”を繰り返していたのだった。
最終話の犯人は「本業が俳優じゃない」人だった
■第7話・深田恭子
深田恭子が若き社長夫人・菅原静子役で登場したのが第7話。このエピソードでは、静子が夫の満(塚地武雅)から大金をせしめるためにロボット工学者の峰村(戸次重幸)と共謀。峰村はスイッチの操作で高さが調節できるハンガーラックを作り、これで満の浮気相手・冬美(桜井千寿)に狂言の首吊り自殺をさせようとする。しかし峰村は、遠隔操作でハンガーラックの高さが変えられないよう設定し、そのまま冬美を殺害。その後、峰村が謎の溺死を遂げるなど、波乱の展開を迎えた。終盤では湯川が犯行のトリックを解き明かし静子は警察へ引き渡されることに。序盤の“貞淑な妻”といった雰囲気から終盤にかけて大胆不敵な悪女へと変貌していく深田の演技に引き込まれる。
■第9/10話・本上まなみ&久米宏
前後編となった第9話&第10話で、湯川の恩師にして原子力工学の研究者・木島征志郎役でフリーアナウンサーの久米宏が登場。さらに木島を献身的に支える秘書・穂積京子を本上まなみが演じた。第9話&第10話は、湖での大規模な爆破事件と頭部を銃撃された男性の遺体が、核兵器開発を背景に繋がっていくという壮大な展開に。音声編集技術を駆使したアリバイ工作や京子を利用した木島の悪辣な犯行に湯川が迫っていく。そして第10話のクライマックスでは、木島が開発した中性子爆弾「レッドマーキュリー」が登場。湯川と薫が東京壊滅の危機を救うために爆弾を解除するべく奮闘する。穏やかながらもマッドサイエンティストと呼ぶにふさわしい木島の異様なたたずまいを体現した久米の存在感が見事。
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