「世界 本の日」に公開『ブックセラーズ』監督「ポスターに猫を入れたかった」
シネマカフェ2021年4月21日(水)12時30分
「世界 本の日」である4月23日(金)に公開される映画『ブックセーズ』。世界最大規模のニューヨークブックフェアの裏側から“本を探し、本を売り、本を愛する”ブックセラーの世界を紐解く本作の監督D・W・ヤング監督が今回、ZOOMでのインタビューに応じた。
監督は、ウディ・アレンやハル・ハートリーの映画に欠かせない“インディペンデント映画の女王”と呼ばれた女優パーカー・ポージーや、マーティン・スコセッシのNetflix新作ドキュメンタリーでも有名になった作家フラン・レボウィッツが映画に関わった理由、そして日本の神保町のことや日本版ポスターに登場する猫のことなどを語っている。
■「誰もが変わり者だけど聡明で素晴らしい人物たち」
まず、本作のきっかけについて「ブックセラーであり映画プロデューサーでもあるダン・ウェックスラーから、“ブックフェアに集まるブックセラーと本の映画を作らないか”と話があったんです。僕は若い頃に作家を目指していて、今も本好きで書店が大好きで、ブックフェアにも行っていたので素晴らしいと思いました。また、叔父と叔母が本屋をやっていたという個人的な思い出もあって、この映画は絶対やるべきだと思った」と明かす。
そして本作に登場するブックセラーたちを、「“良き変人(GOOD WEIRED)”です」と表現する。「誰もが変わり者だけど聡明で素晴らしい人物たちなので、あまりに学ぶことが多くて完成まで丸3年かかってしまいました。でも映画監督としては、彼らだけでなく、本そのものがとてもヴァラエティに富んだ視覚的な存在だということにも大きな魅力を感じました」と語った。
フラン・レボウィッツが登場し、パーカー・ポージーがナレーションだけでなく製作総指揮も担当した理由については、「フランは作家で評論家でコメンテーターで、本の世界の偉大な人物だと誰にも認められています。それに、彼女の歯に衣着せぬ発言は有名で、ニューヨーク映画祭では彼女のユーモアあふれる発言に笑いが起きてました」と語り、「パーカー・ポージーもニューヨークのカルチャーを語る上でとても重要な人物」という。
「二人だけでなく、本を愛する人たちの協力があってこそ、この映画は完成しました。ニューヨークでも書店の状況は厳しいですが新しい潮流もあります。ただ過去を懐かしむのではなく未来も感じられる映画にしようと思いました」と、本作に込めた思いを続ける。
■「ブックカルチャーと猫には伝統的に繋がりがある」
日本では「世界 本の日」に公開される本作。「公開日を知らされた時、妻のジュディス(本作のプロデューサー)がすぐに気付きました。素晴らしいアイデアだと思いましたが、偶然この日になったと聞いて、とても驚きました」と語る監督。
「パンデミックのため、世界の多くの地域では映画館で公開できなかったので、日本では映画館で公開してくれることに感謝しています。ドキュメンタリー映画はいつも発見の旅だと思っていますので、皆さんも何かを発見してくれたらと」と日本に向けてメッセージ。
「今回、インタビュアーの皆さんが、日本には素晴らしい本の街“神保町”があると教えてくれました。まだ日本に行ったことがないのですが、いつか必ず神保町を訪れたいですね!それから、日本版ポスターを羨ましく思ってるんですよ。僕らもポスターに猫を入れたかったんだけど、なぜかアメリカでは受け入れられなかった。ブックカルチャーと猫には伝統的に繋がりがあると思います。猫はミステリアスで、本と同じでいつも発見がある。猫はこの映画の物語の一部だと言えますね(笑)」と、2つの愛するものの関係性を語ってくれた。
さらに、この日本版ポスターにも使われている飼い猫“ムツヘタ”と共にメッセージを寄せているデイヴ・バーグマンほか、ヘザー・オドネルや、本作のプロデューサーであるダン・ウェクスラーらニューヨークのブックセラーからもメッセージ動画が到着している。
『ブックセラーズ』は4月23日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。
監督は、ウディ・アレンやハル・ハートリーの映画に欠かせない“インディペンデント映画の女王”と呼ばれた女優パーカー・ポージーや、マーティン・スコセッシのNetflix新作ドキュメンタリーでも有名になった作家フラン・レボウィッツが映画に関わった理由、そして日本の神保町のことや日本版ポスターに登場する猫のことなどを語っている。
■「誰もが変わり者だけど聡明で素晴らしい人物たち」
まず、本作のきっかけについて「ブックセラーであり映画プロデューサーでもあるダン・ウェックスラーから、“ブックフェアに集まるブックセラーと本の映画を作らないか”と話があったんです。僕は若い頃に作家を目指していて、今も本好きで書店が大好きで、ブックフェアにも行っていたので素晴らしいと思いました。また、叔父と叔母が本屋をやっていたという個人的な思い出もあって、この映画は絶対やるべきだと思った」と明かす。
そして本作に登場するブックセラーたちを、「“良き変人(GOOD WEIRED)”です」と表現する。「誰もが変わり者だけど聡明で素晴らしい人物たちなので、あまりに学ぶことが多くて完成まで丸3年かかってしまいました。でも映画監督としては、彼らだけでなく、本そのものがとてもヴァラエティに富んだ視覚的な存在だということにも大きな魅力を感じました」と語った。
フラン・レボウィッツが登場し、パーカー・ポージーがナレーションだけでなく製作総指揮も担当した理由については、「フランは作家で評論家でコメンテーターで、本の世界の偉大な人物だと誰にも認められています。それに、彼女の歯に衣着せぬ発言は有名で、ニューヨーク映画祭では彼女のユーモアあふれる発言に笑いが起きてました」と語り、「パーカー・ポージーもニューヨークのカルチャーを語る上でとても重要な人物」という。
「二人だけでなく、本を愛する人たちの協力があってこそ、この映画は完成しました。ニューヨークでも書店の状況は厳しいですが新しい潮流もあります。ただ過去を懐かしむのではなく未来も感じられる映画にしようと思いました」と、本作に込めた思いを続ける。
■「ブックカルチャーと猫には伝統的に繋がりがある」
日本では「世界 本の日」に公開される本作。「公開日を知らされた時、妻のジュディス(本作のプロデューサー)がすぐに気付きました。素晴らしいアイデアだと思いましたが、偶然この日になったと聞いて、とても驚きました」と語る監督。
「パンデミックのため、世界の多くの地域では映画館で公開できなかったので、日本では映画館で公開してくれることに感謝しています。ドキュメンタリー映画はいつも発見の旅だと思っていますので、皆さんも何かを発見してくれたらと」と日本に向けてメッセージ。
「今回、インタビュアーの皆さんが、日本には素晴らしい本の街“神保町”があると教えてくれました。まだ日本に行ったことがないのですが、いつか必ず神保町を訪れたいですね!それから、日本版ポスターを羨ましく思ってるんですよ。僕らもポスターに猫を入れたかったんだけど、なぜかアメリカでは受け入れられなかった。ブックカルチャーと猫には伝統的に繋がりがあると思います。猫はミステリアスで、本と同じでいつも発見がある。猫はこの映画の物語の一部だと言えますね(笑)」と、2つの愛するものの関係性を語ってくれた。
さらに、この日本版ポスターにも使われている飼い猫“ムツヘタ”と共にメッセージを寄せているデイヴ・バーグマンほか、ヘザー・オドネルや、本作のプロデューサーであるダン・ウェクスラーらニューヨークのブックセラーからもメッセージ動画が到着している。
『ブックセラーズ』は4月23日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。
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