「すべて自分たちで…」嵐、会社設立コメントに隠されたメッセージと“エージェント契約”の利点
週刊女性PRIME2024年4月23日(火)17時30分
嵐
ジャニー喜多川氏による『性加害問題』の完全解決には、まだまだ時間がかかりそうだ。
4月17日に行われたNHKの定例会長会見で、稲葉延雄会長は同10日に始動した芸能プロダクション『STARTO ENTERTAINMENT』に所属するタレントの今後の起用について、
「現時点では、被害者への補償や、再発防止について着実に進んでいないとみられる限りは見送るという方針だが、それについては変化はありません」
と話し、被害補償と再発防止策については「一定の進展がある」と評価。その上で「まだ確認したいことがあるということ。ある程度進んだ段階で、新規の出演依頼するかどうか判断する」との見解を示した。
『株式会社嵐』の設立
そんな中、『嵐』が新会社を設立したことが話題になっている。
4月10日、《相葉雅紀 松本潤 二宮和也 大野智 櫻井翔》の連名で新会社『株式会社嵐』の設立が『STARTO ENTERTAINMENT』の公式ホームページで発表された。2021年から活動休止中の同グループが突然、新会社を設立したことで、ファンの間では「活動再開が決まったのではないか」と、お祝いムードが広がっている。
しかし、具体的な活動予定は発表されておらず、なぜ今、新会社を設立したのか疑問を感じる人も少なくない。彼らが新会社を設立した理由は発表されたコメントに隠されているのではないかと、老舗芸能事務所の幹部は語る。
「コメントには《これまで以上に主体性をもち、これまで以上に主体的に判断をし、これまで以上に主体的に行動したい》とありました。“主体”という言葉が3回も出てきます。これは自分たちの意志で活動したいという思いを強調しているのではないでしょうか。つまり、リリースにせよライブの開催にせよ、事務所やレコード会社の意向によるものではなく、すべて自分たちでやっていきたいということでしょう」
『STARTO』社が始動した時点で、ホームページの所属タレント一覧には、個人事務所を作った二宮を除く、相葉、松本、大野、櫻井の4人の名前とグループとして『嵐』があった。会社を設立したことで『嵐』は独立する可能性が取り沙汰されたが、結果的に『株式会社TOKIO』のようにエージェント契約を結ぶ形となった。
「完全独立となると、自分たちの楽曲が自由に使えない恐れがありました。『SMILE-UP.』 が発表したところによると、音楽原盤等の版権は、現在はまだ同社と『株式会社ブライト・ノート・ミュージック』が共同で保有していて、『SMILE-UP.』の保有分は段階的に『STARTO ENTERTAINMENT』に移管する予定だといいます。ですから、そんな心配は必要なかったようです。というのも、『STARTO』社の福田淳代表は“既存の芸能事務所のやり方はしない”と言っていましたからね。さらにエージェント契約を結ぶことによって、より柔軟で幅広い活動が可能になるでしょうし」(前出・老舗芸能事務所幹部)
『ジャニーズ帝国』の崩壊と旧ジャニーズタレントの活躍で、芸能界が大きく変わろうとしているーー。
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