「クッパ姫を公式キャラに」任天堂宛ての署名乱立 日本からは公式化反対署名も
画像は「Change.org」スクリーンショット
任天堂の「スーパーマリオ」シリーズに登場する「クッパ」を女性に擬人化した二次創作キャラクター「クッパ姫」が、Twitterを中心に世界的なブームを巻き起こしている。インターネット署名サイトでは、任天堂に対して「クッパ姫」の公式キャラクター化を求める署名が乱立するなど盛り上がりが拡大している。
「クッパ姫」とは、新作に登場予定のアイテム「スーパークラウン」によって、「クッパ」がピーチ姫の姿に変身したという設定の二次創作キャラクター。海外のTwitterユーザーが擬人化漫画を投稿したことをきっかけに、多くのファンアートが生み出され、「キングテレサ姫」や「ヨッシー姫」など派生キャラクターも誕生。大川ぶくぶ氏など人気漫画家や、世界的YouTuberのPewDiePie氏も「クッパ姫」を取り上げている。その一方、版元などに迷惑が掛かる可能性があるファンアートには注意すべきといった声もあがっている。
「クッパ姫」ブームが広がる中、インターネット署名サイトでは任天堂に公式キャラクター化を求めるための署名が乱立。「Bowsette is Real」という署名では、「クッパ姫」がネットユーザーに受け入れられていることを説明し、12月発売予定の「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」で公式に登場させて欲しいとしている。この署名は既に7000人以上もの賛同者を得ている。海外発信のものが多いが、「任天堂はクッパ姫公式キャラ化してください!」という日本語の署名も存在。「公式化により多くの方々が二次創作をやりやすくなるはず」としている。
公式化を求める署名が行われる一方で、この動きに反対する「Keep Bowsette Unreal 〜クッパ姫公式化署名反対」も始動。「クッパ姫」が公式化されると、「クッパ姫にかかわる全ての二次創作が禁止される恐れがある」として、署名の乱立を「馬鹿げた行為」と非難。ファンの間だけで楽しむべきであると訴えている。なお、日本と海外で公式化の受け止め方の違うことについては、海外では二次著作物に公式の許可が必要な場合が多いことが関係しているとの見方もある。
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