泉谷しげる「バカヤローですよ」 政治に無関心な人気俳優をバッサリ 投票しても変わらない?根強い不信感

　シンガー・ソングライターの泉谷しげる（76）が6日放送のフジテレビ「ワイドナショー」（日曜前10・00）に出演。政治に無関心な俳優に「バカヤローですよ」と言い放つ場面があった。

　番組では、衆院解散や裏金議員公認などについての石破茂新首相の“変節”ぶりを取り上げた。本名が首相と同じ「茂」である泉谷は「“しげる”だけに応援してあげたいのはやまやまだけど…総理になったら総理らしく“俺が決めるんだ”ってやってほしいよね」と嘆き。「これ短命じゃないか？」と短命政権を予想した。

　コメンテーターがそれぞれ意見を口にする中、俳優の笠松将（31）は「僕は本当に分からない」「詳しくない」と政治に関心がないと告白。するとフリーアナウンサー豊崎由里絵は「この後選挙があるのでボールが私たちに投げられちゃうわけですよね。それを考えるとこの人がどういう人でどういうことを計画しているのか見ておかないと、選挙行動に結びつかないのかなと思う」と説明し、政治に関心を持つことの大切さを訴えた。

　これに笠松は「でも結局は良くなったか悪くなったかという時に、良くなってないが何年も続いてるわけですよね。もちろん良くなっているところもある。でも悪いところもあるってなった時に、見てても見てなくてもそうなるんだったら、もっと他のことやったほうがって思っちゃうんですよね」と持論。

　すると泉谷は「向こうからしたら政治に関心持ってくれないほうがいいのさ。組織の団体だけでやっていきたいんだから。だまされちゃダメよ」と、国民が政治に無関心でいてくれるほうが為政者にとって都合がいいと指摘した。

　MCの東野幸治が27日投開票の総選挙へ向けて「普段興味のない方も興味を持って…国がどっちに進んでいくか有権者の1票で決まるかも分からない。決まるとはなかなか言いづらいんですけど」と話すも、笠松はピンと来ない様子。「（選挙で）入れたい人に入れたってやってくれないでしょ？やりますって言っても期限は決まってないし言いたい放題だし。誰になっても同じだし。ぶっちゃけ時間もったいなくない？っていう」と話すと、共演者からは苦笑い気味の笑い声が起こった。

　「こういう人にどう言ったらいいんですか？」と東野から救いを求められた泉谷は「バカヤローですよ」とバッサリ。それでも笠松が「でも変わんないじゃんっていう…期待して傷つくの自分たちじゃないですか」と強弁すると、泉谷は諭すように「政治家を変えられないことはみんな分かってるわけでしょ。選んどいて、自分たちが変わっていくのさ。国民が変わっていけばいいだけの話。俺たちが変えればいいのさ」と話した。

　「変わらないもん、だって。裏切られて、次はできるかも次は変わるかもって何回やるのって。定数と変数というか、変わらないものにずっとこうやってても」と政治不信が根強い様子の笠松だったが、「勉強したいですね」とも話していた。