「香港は終わった」フィナンシャル・タイムズのコラムに香港政界が震撼した切ない事情
ダイヤモンドオンライン2024年3月28日(木)11時0分
「香港は終わった」フィナンシャル・タイムズのコラムに香港政界が震撼した切ない事情
Photo:PIXTA
英「フィナンシャル・タイムズ」に香港をよく知るコラムニストが寄稿した「香港は終わった」というタイトルのコラムで、香港社会が震撼している。さらに中国からも、かつて「世界の金融センター」と呼ばれていた香港を「遺跡」と揶揄(やゆ)する声が出現している。本当に香港はもう「終わった」のか、「遺跡」になったのか。(フリーランスライター ふるまいよしこ)
フィナンシャル・タイムズで金融の専門家が「香港は終わった」
「It pains me to say Hong Kong is over」(わたしにとってつらいことだが、香港は終わった)
こんなタイトルの寄稿文が2月に英「フィナンシャル・タイムズ」に掲載され、香港の政界を震撼させた。
執筆者はスティーブン・ローチ氏、モルガン・スタンレーの元アジア地区首席アナリストだ。2007年から2012年にかけて香港を拠点に、業界ではどちらかというと中国や香港に対して楽観的、好意的な論を展開してきた金融専門家として知られてきた。その彼が今になって「香港は終わった」と堂々と書いたのだから、香港政府トップは当然穏やかでいられるはずがなかった。
ちょっと先走りするが、ローチ氏の寄稿文はこんなふうに終わっている。
1980年代後半に初めて香港に降り立ったときのことが、忘れられない。旧カイタック空港での急降下には仰天させられたにもかかわらず、すぐにわたしはここのビジネス界の並外れたパワーに魅了された。当時の香港人たちはビジョンも戦略も持っていた。中国は台頭し始めたばかりであり、香港は世界最大の発展の軌跡において大きな受益者という絶好の立場にあった。そして、それは人々が予想した以上に素晴らしい成果をもたらした。それが、今は終わってしまった。
この言葉には、筆者もうなずけるところがある。
「香港」をもっと詳しく
「香港」のニュース
-
「俺も優子とディズニー行きたい」新木優子、親友と香港ディズニーを満喫! 「めちゃくちゃ可愛すぎ」5月11日19時55分
-
【ヴィクトリアM】(10)ナミュール 泰然自若、高野師「回復力凄かった」5月11日5時14分
-
香港QE2世C3連覇ロマンチックウォリアー 安田記念に参戦5月11日4時40分
-
香港QE2史上初3連覇ロマンチックウォリアー、安田記念参戦 宝塚記念と両にらみも陣営決断5月10日15時24分
-
新木優子 香港ディズニー写真で“親友のみっちゃん”に注目集まる「頭身負けてない何者」「美人」の声5月10日13時42分
-
G1・7勝馬の香港馬ロマンチックウォリアーが安田記念に参戦へ 香港ジョッキークラブが発表5月10日11時54分
-
中国高速鉄道で黒字なのは6路線のみ—香港メディア5月10日8時0分
-
白昼の香港で強盗5人組が時計・宝飾店襲う、情報提供受け張り込んでいた警察官が逮捕5月9日21時0分
-
5月度限定!母の日海鮮祭り!人気の3種スペシャルメニューが最大35%オフ1,100円引き!5月9日18時46分
-
世界で最も裕福な都市ランキング=東京3位、香港と北京がトップ10入り—香港メディア5月9日17時0分