ペットブームで車内用ケージも、中国市場に期待かけるトヨタ紡織―北京モーターショー
4月25日から5月4日まで開催の北京国際モーターショーでは、22万平方メートルを超える会場に国内外から1500社以上が出展しています。
4月25日から5月4日まで開催の北京国際モーターショー、22万平方メートルを超える会場に国内外から1500社以上が出展しています。日系はトヨタ自動車や日産、ホンダ、マツダなど主要各社が顔をそろえるほか、日系自動車部品メーカーも多く参加しています。
その中の一社が、1918年に創立され、世界三大自動車シート・内装メーカーの一つであるトヨタ紡織です。同社の中国地域の統括会社である豊田紡織(中国)有限公司の大藏正樹副総経理にお話を伺いました。
今回の展示会について大藏副総経理は、「中国の自動車産業の製造レベルが向上しているので、差別化と特徴化を図った製品を選定してきた」と話します。特に代表的なのが、リクライニングや回転機能を活用した多彩なシートアレンジが可能な空間コンセプトモックアップ「LOUNZE(ラウンジ)」と、ペットも一緒に快適な移動ができるペットケージです。[トヨタ紡織とベビーカーメーカー「グッドベビー」が共同開発したペットケージ]
「LOUNZE(ラウンジ)」は豊田紡織紡織(中国)有限公司が独自に提案した、中国の主にZ世代のファミリー向けに特化したスマートコックピット製品です。多彩なシートアレンジが可能で、また、シートに間接照明、天井に星空照明を搭載し、自宅のリビングで過ごすような、くつろぎの空間を演出できるということです。
大藏副総経理は、「中国では、ペットを飼う若者が増加の一途をたどっており、ペットを飼う理由は癒やしを求めている。このようなトレンドを弊社が一歩早く捉えて、中国のベビーカーメーカー、グッドベビー(好孩子)とコラボして、ペットも一緒に快適な移動ができるペットケージを開発した」とし、今回の展示会での来場者の反応や評価を踏まえて、市販につなげていきたいと話しました。
また、同社は4月に、自動運転タクシーを運営するDiDi(ディディ)と提携を結んだことを発表しています。両社は今後、次世代のスマートコックピットを共同で開発するということです。
中国市場について、大藏副総経理は、「トヨタ紡織グループ全体として、一番スピードが速くて、変化が激しいのが中国の市場だと思っている」と示し、今後は中国市場を中心に、やれることはやっていきたいと意欲を示しました。
大藏副総経理はさらに、「今後同社は、自動車業界の考え方だけではなく、家具など違う業界にもアイディアを入れながら、快適にくつろいでいただけるような車内空間の提供を実現したい」と語りました。(提供/CRI)
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