位置情報のシステムサービスは細かくオン/オフすべき? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ

マイナビニュース2024年10月29日(火)11時15分


位置情報のシステムサービスとは、システム(iOS)が使用する位置情報に関した機能のこと。「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「位置情報サービス」の順に画面を開き、画面下までスクロールすると現れる「システムサービス」をタップすると表示されます。
その位置情報のシステムサービスは、通常設定を見直す必要はありません。初期設定ではほとんどの項目でスイッチがオンにされているはずですから、すべてオンにしておくことが基本、と考えてもいいでしょう。
ただし、いくつかの項目はオフにしてもiPhoneの快適な利用に大きな影響はありません。位置情報の取得には電力消費が伴うもの、バッテリーのもちをよくするため不要不急な機能は可能なかぎり無効化しておきたい場合には、そのうち当たり障りのない項目をオフにしてもいいでしょう。
たとえば、照明器具などHomeKit対応家電を利用する予定がなければ、「HomeKit」スイッチはオフにできます。Spotlight検索で位置情報に基づく検索候補を表示する必要がなければ、「候補と検索」をオフにしても困らないはずです。
一方、安全に関する項目やiPhoneの利便性を大きく左右する項目は、オフにすべきではありません。具体的には、iPhoneを紛失/盗難の被害にあったときに役立つ「iPhoneを探す」、通信圏内にあるWi-FiアクセスポイントからiPhoneの位置情報を取得する「ネットワークとワイヤレス」、マップアプリの精度向上に使われる「コンパスの調整」については、オンのままにしておきましょう。
海上忍 うなかみしのぶ IT/AVコラムニスト。UNIX系OSやスマートフォンに関する連載・著作多数。テクニカルな記事を手がける一方、エントリ層向けの柔らかいコラムも好み執筆する。マイナビニュースでは、「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」のほか、前世紀から続く「(新)OS Xハッキング!」などを連載中。執筆以外では、オーディオ特化型Raspberry Pi向けLinuxディストリビューションの開発に情熱を注いでいる。2012年よりAV機器アワード「VGP」審査員。 この著者の記事一覧はこちら

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