テキストを読み上げる声色を日本語と英語で変えられますか? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ

マイナビニュース2024年12月4日(水)11時15分


iPhoneには、テキストを読み上げるスピーチ機能(Text to Speech)が用意されています。音声アシスタント・Siriと融合しているため、ただテキストを読み上げるだけでなく、届いた通知を声で知らせるなどの応用にも用いられています。
その声色はいくつか用意されており、必要に応じて変更できます。iOS 18.1の現在は、日本語環境には男性の声の「声1」と、女性の声の「声2」の2種類が用意されています。「設定」→「Apple IntelligenceとSiri」→「声」の順に画面を開き、声1と声2のどちらかをタップすれば変更完了です。
言語環境を変更すれば、その言語に応じた声色を選択することもできます。たとえば、「設定」→「Apple IntelligenceとSiri」→「言語」画面でSiriが使用する言語を「英語(アメリカ合衆国)」に変更すると、声1から5までの5種類の声色が選択可能になります。
このとき選択した声色は、言語環境を変更しても設定が残ります。英語環境で「言語1」を選択した状態から日本語環境に切り替えて「言語2」を選択すれば、Siriは「言語2」の声色で日本語を話すようになりますが、英語のテキストは英語環境の「言語1」で読み上げます。つまり、日本語テキストは女性の声で、英語テキストは男性の声で読み上げるように設定できるのです。
この仕組みを応用すると、外国語の段落とその邦訳の段落が交互に続く翻訳文を声色で読み分けることが可能になります。外国語と和文それぞれがネイティブに近い発音・イントネーションで読み上げられるので、ちょっとした外国語レッスンになりますよ。
海上忍 うなかみしのぶ IT/AVコラムニスト。UNIX系OSやスマートフォンに関する連載・著作多数。テクニカルな記事を手がける一方、エントリ層向けの柔らかいコラムも好み執筆する。マイナビニュースでは、「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」のほか、前世紀から続く「(新)OS Xハッキング!」などを連載中。執筆以外では、オーディオ特化型Raspberry Pi向けLinuxディストリビューションの開発に情熱を注いでいる。2012年よりAV機器アワード「VGP」審査員。 この著者の記事一覧はこちら

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