打倒・モンスターを堂々宣言! 臨戦態勢に入る悪童ネリが母国で井上尚弥を挑発「日本人に最悪のサプライズになる」
井上撃破に自信を見せるネリ。その挑発的な言動は日増しに拍車がかかっている。(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext、(C)Getty Images
前人未到の“怪物退治”に、メキシコの悪童が不気味な存在感を示している。去る1月9日に、米スポーツ専門局『ESPN』によって、ボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)との対戦決定が報じられたルイス・ネリ(メキシコ)だ。
ネリにとっては待ちに待った対戦である。昨年11月にWBC年次総会で指名挑戦者となり、井上への正当な挑戦権を獲得。その際には「イノウエは恐くない。それに俺はもう倒し方もわかっている」と意気込んでいた。
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すでに日本国内で無期限活動停止処分も解除される見込みと報じられており、井上戦は待ったなしの状況だ。ゆえにネリ本人も並々ならぬ闘志を燃やしている。メキシコのYouTubeチャンネル『Un Round Mas』に出演した29歳は、「日本人はイノウエの試合を重要視している。だから、俺に対する処分は解除されると思う」と強調。そして、いまだ達成者のいない「打倒・モンスター」に自信を覗かせた。
「多くの日本人にとっては、残念だけど、最悪のサプライズを経験することになるよ。なぜなら彼らが信じるチャンピオン(井上)が強いパンチを打てば、俺がもっと強いパンチを打つからね」
まさに“舌”好調と言った様子のネリには母国メディアも期待を寄せる。メキシコの放送局『TV Azteca』は「パンテーラ(ネリの愛称)は日本で戦うことが何を意味するのかをよく理解している」と指摘。17年と18年の山中慎介戦で犯したドーピング違反と体重超過について触れたうえで、「今の彼には何も問題がない」と論じた。
無論、対峙するのは26戦無敗(23KO)を誇る井上だ。容易な相手ではない。それでも同局は「ティファナに生まれた男は、日本に乗り込み、日本生まれのモンスターの連勝記録に終止符を打とうとしている」と煽っている。
一連の報道からして秒読み段階に入っていると言っていい井上のネリ戦。日本ボクシング界にとっても遺恨のある相手だけに、その行方は大きな話題を集めそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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