藤井陽也、名古屋からコルトレイク移籍も…アンデルレヒト幹部が注目発言
日本代表DF藤井陽也は今月、名古屋グランパスからベルギー1部KVコルトレイクへの期限付き移籍が正式決定。ただ、当初移籍先候補に挙がっていたアンデルレヒトが依然として同選手に興味を示しているという。
藤井は2018年12月に名古屋のトップチームへ昇格。プロ3年目までは出場機会に恵まれなかったが、4年目の2022シーズンにJ1リーグで31試合出場とブレイク。2023シーズンはリーグ戦全34試合でスタメン出場したほか、昨年3月には日本代表に初招集。今年1月1日に行われた国際親善試合タイ戦ではスタメン出場した。
藤井の去就を巡っては、ベルギー紙『La Derniere Heure』をはじめ複数メディアがアンデルレヒト移籍の可能性を報道。しかし今月6日に『インターナショナル・フットボール・プレミア・ベルギー』が「藤井はコルトレイクを選択した」と報じると、名古屋は10日に同選手のコルトレイク移籍を公式発表している。
藤井の争奪戦でコルトレイクに敗れる格好となったアンデルレヒトだが、同クラブのCEO(最高経営責任者)であるイェスパー・フレドべア氏は、ベルギー紙『Het Nieuwsblad』のインタビューで「我々は彼を負ったが、最後の場面で一歩後退してしまった。今は他の選手の獲得に取り組んでいるところだ」と述べつつも、「藤井がコルトレイクでどのような活躍をするのか、我々は興味を持っている」と、引き続き日本人DFの動向を注視する姿勢を見せたという。
日本代表DF渡辺剛の古巣であるコルトレイクは、今季序盤から苦戦。リーグ戦20試合を終えて2勝4分14敗と、1部残留圏の12位シャルルロワSCから勝ち点11差の最下位に沈んでいる。藤井の期限付き移籍期間が今年6月までであるだけに、コルトレイクが2部降格となれば、アンデルレヒトをはじめ他クラブが同選手の獲得に乗り出す可能性は考えられる。
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