WRC:シトロエン、2018年型C3 WRCをアンベイル。第2戦でオストベルグを2年ぶり起用

AUTOSPORT web2018年1月16日(火)10時18分

 WRC世界ラリー選手権に参戦するシトロエン・レーシングが2018年型のシトロエンC3 WRCをアンベイル。また、2月15〜18日に開催される第2戦スウェーデンで、マッズ・オストベルグを起用すると明かした。 


 2017年はチャンピオン候補筆頭と目されながらもチームランキング最下位に沈んだシトロエン。2018年は雪辱に臨むことになる。

オートスポーツ・インターナショナルでアンベイルされたシトロエンC3 WRC


オートスポーツ・インターナショナルでアンベイルされたシトロエンC3 WRC

シトロエンC3 WRC

 使用するマシンはC3 WRCで変更なし。マシンについては1月11〜14日にイギリスで行われたオートスポーツ・インターナショナルでのWRCキックオフイベントにあわせてアンベイルを行っている。


 ドライバー布陣については、クリス・ミークがエースとして全戦に参戦するほか、若手のクレイグ・ブリーンが13戦中10戦に参戦を予定。


 ブリーンが参戦しない3戦では、シトロエンでWRC9連覇という偉業を成し遂げたセバスチャン・ローブが加わり、WRC“復帰”を果たすほか、数戦でカリッド・アル-カシミを起用することも明らかにしている。


 今回、第2戦スウェーデンでのスポット起用が明かされたオストベルグは1987年ノルウェー生まれの30歳。2014〜15年の間、シトロエンからWRCに参戦していたため、今回は2年ぶりのチーム復帰となる。


 オストベルグは、チームが1年間WRCでのワークス活動を休止した2016年にMスポーツへ移籍。2017年はMスポーツを離れ、プライベートチームのワンベット・アダプタ・ワールド・ラリーチームからWRCへスポット参戦していた。

2018年2月の第2戦スウェーデンにシトロエンから参戦するマッズ・オストベルグ(中央右)


 なお、オストベルグによれば現時点でチームとの契約は第2戦スウェーデンのみだと言い、「今後のラリーについても話し合いを進めているが、今の時点では何も決まっていない」としている。


 これにより、シトロエンは第2戦スウェーデンでミーク、ブリーン、オストベルグの3台体制で参戦することが確定した。なお、1月25〜28日の第1戦モンテカルロについてはミークとブリーンの2台体制となる。


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