シャフタール、ムドリク売却益の一部をウクライナ兵に寄付…チェルシーとの親善試合計画も
サッカーキング2023年1月16日(月)22時28分
チェルシーに移籍したムドリク [写真]=Getty Images
シャフタールのリナート・アフメートウ会長が、チェルシーに移籍したウクライナ代表FWミハイロ・ムドリクに関する公式声明を発表した。16日にシャフタールのクラブ公式サイトが伝えている。
シャフタールの下部組織で育ったムドリクは、総額1億ユーロ(約139億円)の移籍金を置き土産に、チェルシーと8年半契約を締結。アフメートウ会長は「今日は複雑な心境です。一方では、ミハイロのことを嬉しく思い、誇りに思います。彼は、才能と努力によって不可能を可能にすることができることを示しています。ミハイロの華麗なプレーをヨーロッパ全体が絶賛してくれると確信しています」と、逸材にエールを送った。
さらにアフメートウ会長は次のように声明を続け、戦勝後にムドリク擁するチェルシーとドネツィクで親善試合を行う計画、およびムドリク売却益の一部を兵士支援に割り当てるプロジェクトを明かした。
「一方、私の夢はヨーロッパのトロフィーを獲得することであることは、これまで一度も秘密にしていません。つまり、ムドリクのような選手を世界のトップリーグで応援するのではなく、我々のクラブ、リーグに招き、そういう選手と一緒にヨーロッパのトロフィーを勝ち取るべきだということです。残念ながら、ウクライナはロシア連邦によって行われた恐ろしく不当な戦争と戦っているため、今は不可能です。しかし、私は勝つと確信しています。そして、ウクライナのドネツィクにあるドンバス・アリーナでチェルシーと親善試合を行う予定です」
「この日を近づけるために、私たちはできる限りのことをしなければなりません。そのために私は、マリウポル守備隊と戦死した兵士の家族を支援するためのプロジェクト『Heart of Azovstal』を立ち上げる決断をしたのです。彼らの勇気ある行動は、現代史の中で比類がありません。戦争の最初の数カ月で敵を封じ込め、今ウクライナの勝利の必然性を私たち全員に感じさせてくれたのは、彼らの犠牲と勇気なのです」
「私は本日、兵士、防衛隊員、そしてその家族を支援するために、2500万ドル(約32億円)を割り当てます。この資金は、医療や補装具の提供、心理的なサポートから特定の要望の充足まで、さまざまなニーズに対応するために使われます。透明性を確保するため、このプロジェクトには専門の独立チームがあり、アゾフの守備隊員、その家族、ケア提供者、ボランティアと連絡を取り合う予定です」
なお、チェルシーは長年にわたってロシア人実業家のロマン・アブラモヴィッチ氏によって所有されてきたが、昨年2月に戦争が始まったことを受け、同氏はクラブを売却。昨年夏にアメリカ人実業家のトッド・ベーリー氏ら率いるグループに経営権が移っていた。今回のムドリクの移籍劇には、脱ロシアを世間にアピールしたい新経営陣の思惑も多分に含まれているようだ。
シャフタールの下部組織で育ったムドリクは、総額1億ユーロ(約139億円)の移籍金を置き土産に、チェルシーと8年半契約を締結。アフメートウ会長は「今日は複雑な心境です。一方では、ミハイロのことを嬉しく思い、誇りに思います。彼は、才能と努力によって不可能を可能にすることができることを示しています。ミハイロの華麗なプレーをヨーロッパ全体が絶賛してくれると確信しています」と、逸材にエールを送った。
さらにアフメートウ会長は次のように声明を続け、戦勝後にムドリク擁するチェルシーとドネツィクで親善試合を行う計画、およびムドリク売却益の一部を兵士支援に割り当てるプロジェクトを明かした。
「一方、私の夢はヨーロッパのトロフィーを獲得することであることは、これまで一度も秘密にしていません。つまり、ムドリクのような選手を世界のトップリーグで応援するのではなく、我々のクラブ、リーグに招き、そういう選手と一緒にヨーロッパのトロフィーを勝ち取るべきだということです。残念ながら、ウクライナはロシア連邦によって行われた恐ろしく不当な戦争と戦っているため、今は不可能です。しかし、私は勝つと確信しています。そして、ウクライナのドネツィクにあるドンバス・アリーナでチェルシーと親善試合を行う予定です」
「この日を近づけるために、私たちはできる限りのことをしなければなりません。そのために私は、マリウポル守備隊と戦死した兵士の家族を支援するためのプロジェクト『Heart of Azovstal』を立ち上げる決断をしたのです。彼らの勇気ある行動は、現代史の中で比類がありません。戦争の最初の数カ月で敵を封じ込め、今ウクライナの勝利の必然性を私たち全員に感じさせてくれたのは、彼らの犠牲と勇気なのです」
「私は本日、兵士、防衛隊員、そしてその家族を支援するために、2500万ドル(約32億円)を割り当てます。この資金は、医療や補装具の提供、心理的なサポートから特定の要望の充足まで、さまざまなニーズに対応するために使われます。透明性を確保するため、このプロジェクトには専門の独立チームがあり、アゾフの守備隊員、その家族、ケア提供者、ボランティアと連絡を取り合う予定です」
なお、チェルシーは長年にわたってロシア人実業家のロマン・アブラモヴィッチ氏によって所有されてきたが、昨年2月に戦争が始まったことを受け、同氏はクラブを売却。昨年夏にアメリカ人実業家のトッド・ベーリー氏ら率いるグループに経営権が移っていた。今回のムドリクの移籍劇には、脱ロシアを世間にアピールしたい新経営陣の思惑も多分に含まれているようだ。
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