日本の第3戦の相手、ウズベキスタン代表について知っておきたい7つのこと
サッカーキング2019年1月17日(木)13時21分
17日に日本代表と対戦するウズベキスタン代表 [写真]=AFC
AFCアジアカップUAE2019・グループステージ第3節で、日本代表はウズベキスタン代表と対戦する。“中央アジアの雄”として知られる同代表について、ここでは7つの情報を紹介する。
■愛称は「白い狼」
ウズベキスタンは中央アジアに位置する旧ソビエト連邦の国で、南はトルクメニスタンと国境を接している。1994年のAFC(アジアサッカー連盟)加盟以降、アジアカップには欠かさず出場。過去4大会連続で決勝トーナメント進出を果たしており、2011年のカタール大会では4位入賞を果たした。しかし、ワールドカップ予選を突破したことはなく、最新のFIFAランキングは95位。今大会参加24カ国中14番目のランキングで、カタール(93位)とインド(97位)の間に位置する。代表チームの愛称は「ホワイトウルブス(白い狼)」だ。
■過去の対戦成績は日本が圧倒
日本とウズベキスタンが対戦するのは、今回が12回目。過去11回の対戦成績は、7勝3分け1敗と日本が圧倒している。唯一敗れた試合は、2012年2月に行われたFIFAワールドカップ2014ブラジル大会のアジア3次予選最終戦。豊田スタジアムで行われた一戦で、アレクサンドル・シャドリンに決勝点を奪われて、0-1の敗戦を喫した。なお、今大会の日本代表メンバーでは、長友佑都、吉田麻也、乾貴士の3名が同試合に出場していた。アジアカップでは過去に1度だけ対戦。2000年のレバノン大会のグループステージ第2戦で対戦し、この時は日本が8-1と圧勝した。
■森保監督にとっては因縁の相手
これまでの対戦成績では分が良いが、森保一監督にとっては因縁の相手だ。同監督は東京五輪代表(現U-22代表)を率いて、ウズベキスタンと2度対戦。いずれの試合も敗れている。2017年12月にタイで行われたM-150カップでは決勝で対戦し、PK戦の末に敗北。また、昨年1月に中国で行われたAFC U-23選手権では準々決勝で対戦し、0-4の完敗を喫した。世代別の大会であること、また日本代表は2試合ともに年下の選手たちで構成されていたことを考えると、あくまで参考記録に過ぎないが、指揮官にとってはリベンジの機会が訪れたとも言える。なお、森保監督はサンフレッチェ広島を率いて出場したAFCチャンピオンズリーグ2013でも、ウズベキスタンの強豪ブニョドコルと2度にわたって対戦。1分け1敗と負け越している。
■UAEでの指揮歴を持つ世界的名将
ウズベキスダンを率いるのは、アルゼンチン出身のエクトル・クーペル監督(63歳)。約10年前にバレンシアを2度のチャンピオンズリーグ決勝(1998-99、99-2000)に導くと、昨夏はエジプト代表の指揮官としてロシアワールドカップを経験。3戦全敗でグループステージ敗退を余儀なくされたが、同代表を28年ぶりのW杯出場に導いた。その大会後に、ウズベキスタン代表監督に就任。アジアでの指揮はこれが初めてのことではなく、2013年11月から2014年3月にかけてUAEのアル・ワスルで監督を務めている。成績不振によりわずか4カ月で解任となったが、UAEの気候やスタジアムを知り尽くしていることは大きなアドバンテージと言えるだろう。
■黄金世代が台頭中
現在、ウズベキスタンでは“黄金世代”が台頭しつつある。同国は2013年と2015年のU-20ワールドカップで、連続してベスト8入りを達成。その世代が中心となって、昨年1月のAFC U-23選手権では初優勝を飾った。中でも筆頭格と言えるのが、A代表のエースに君臨するFWエルドル・ショムロドフ(23歳)だ。2015年のU-20W杯に出場して2ゴールを挙げると、2017年からはロシアの強豪ロストフに所属。190cmと長身ながら、スピードがあって突破力も備えており、欧州を舞台に著しい成長を遂げている。今大会も初戦から2試合連続ゴール中と、勢いに乗っている。
■Jリーガー2名が招集
今大会のメンバーには、“Jリーガー”が2名選出されている。明治安田生命J1リーグのジュビロ磐田でプレーするMFムサエフ(30歳)、明治安田生命J2リーグのレノファ山口FCでプレーしているDFドストンベック・トゥルスノフ(23歳)だ。ムサエフは2017年に磐田に入団し、史上初のウズベキスタン人Jリーガーとなった。2018年シーズンはケガのためにリーグ戦6試合の出場にとどまったが、現在は完治。磐田での活躍が認められて代表復帰を叶えたこともあり、日本戦にかける意気込みは人一倍だろう。一方、「ドストン」の愛称で知られるトゥルスノフは、昨年12月にウズベキスタンのネフチ・フェルガナから完全移籍で山口に加入。Jリーグ初参戦となるが、M-150カップとAFC U-23選手権の日本戦にそれぞれ出場しており、未知の選手という訳ではない。
■堂安と並ぶ今大会注目のヤングプレーヤー
今大会のメンバー23名のうち、“海外組”はJリーグでプレーする2名を含めて計7名。そのうち欧州を拠点に活動するのは、ショムロドフとロシアのアンジに所属するMFドストンベク・ハムダモフ(22歳)だ。彼もまた“黄金世代”の一人で、2015年にはアジア年間最優秀ユース選手賞を受賞(2016年には堂安律が同賞を受賞)。今大会開幕前にAFC公式サイトが発表した「注目のベストヤングプレーヤー10人」にも選ばれている。昨年のAFC U-23選手権では、日本相手に1得点をマーク。華麗なミドルシュートを叩きこんだ。ショムドロフと共に、これからのウズベキスタン代表を背負って立つ選手として要注目だ。
(記事/Footmedia)
■愛称は「白い狼」
ウズベキスタンは中央アジアに位置する旧ソビエト連邦の国で、南はトルクメニスタンと国境を接している。1994年のAFC(アジアサッカー連盟)加盟以降、アジアカップには欠かさず出場。過去4大会連続で決勝トーナメント進出を果たしており、2011年のカタール大会では4位入賞を果たした。しかし、ワールドカップ予選を突破したことはなく、最新のFIFAランキングは95位。今大会参加24カ国中14番目のランキングで、カタール(93位)とインド(97位)の間に位置する。代表チームの愛称は「ホワイトウルブス(白い狼)」だ。
■過去の対戦成績は日本が圧倒
日本とウズベキスタンが対戦するのは、今回が12回目。過去11回の対戦成績は、7勝3分け1敗と日本が圧倒している。唯一敗れた試合は、2012年2月に行われたFIFAワールドカップ2014ブラジル大会のアジア3次予選最終戦。豊田スタジアムで行われた一戦で、アレクサンドル・シャドリンに決勝点を奪われて、0-1の敗戦を喫した。なお、今大会の日本代表メンバーでは、長友佑都、吉田麻也、乾貴士の3名が同試合に出場していた。アジアカップでは過去に1度だけ対戦。2000年のレバノン大会のグループステージ第2戦で対戦し、この時は日本が8-1と圧勝した。
■森保監督にとっては因縁の相手
これまでの対戦成績では分が良いが、森保一監督にとっては因縁の相手だ。同監督は東京五輪代表(現U-22代表)を率いて、ウズベキスタンと2度対戦。いずれの試合も敗れている。2017年12月にタイで行われたM-150カップでは決勝で対戦し、PK戦の末に敗北。また、昨年1月に中国で行われたAFC U-23選手権では準々決勝で対戦し、0-4の完敗を喫した。世代別の大会であること、また日本代表は2試合ともに年下の選手たちで構成されていたことを考えると、あくまで参考記録に過ぎないが、指揮官にとってはリベンジの機会が訪れたとも言える。なお、森保監督はサンフレッチェ広島を率いて出場したAFCチャンピオンズリーグ2013でも、ウズベキスタンの強豪ブニョドコルと2度にわたって対戦。1分け1敗と負け越している。
■UAEでの指揮歴を持つ世界的名将
ウズベキスダンを率いるのは、アルゼンチン出身のエクトル・クーペル監督(63歳)。約10年前にバレンシアを2度のチャンピオンズリーグ決勝(1998-99、99-2000)に導くと、昨夏はエジプト代表の指揮官としてロシアワールドカップを経験。3戦全敗でグループステージ敗退を余儀なくされたが、同代表を28年ぶりのW杯出場に導いた。その大会後に、ウズベキスタン代表監督に就任。アジアでの指揮はこれが初めてのことではなく、2013年11月から2014年3月にかけてUAEのアル・ワスルで監督を務めている。成績不振によりわずか4カ月で解任となったが、UAEの気候やスタジアムを知り尽くしていることは大きなアドバンテージと言えるだろう。
■黄金世代が台頭中
現在、ウズベキスタンでは“黄金世代”が台頭しつつある。同国は2013年と2015年のU-20ワールドカップで、連続してベスト8入りを達成。その世代が中心となって、昨年1月のAFC U-23選手権では初優勝を飾った。中でも筆頭格と言えるのが、A代表のエースに君臨するFWエルドル・ショムロドフ(23歳)だ。2015年のU-20W杯に出場して2ゴールを挙げると、2017年からはロシアの強豪ロストフに所属。190cmと長身ながら、スピードがあって突破力も備えており、欧州を舞台に著しい成長を遂げている。今大会も初戦から2試合連続ゴール中と、勢いに乗っている。
■Jリーガー2名が招集
今大会のメンバーには、“Jリーガー”が2名選出されている。明治安田生命J1リーグのジュビロ磐田でプレーするMFムサエフ(30歳)、明治安田生命J2リーグのレノファ山口FCでプレーしているDFドストンベック・トゥルスノフ(23歳)だ。ムサエフは2017年に磐田に入団し、史上初のウズベキスタン人Jリーガーとなった。2018年シーズンはケガのためにリーグ戦6試合の出場にとどまったが、現在は完治。磐田での活躍が認められて代表復帰を叶えたこともあり、日本戦にかける意気込みは人一倍だろう。一方、「ドストン」の愛称で知られるトゥルスノフは、昨年12月にウズベキスタンのネフチ・フェルガナから完全移籍で山口に加入。Jリーグ初参戦となるが、M-150カップとAFC U-23選手権の日本戦にそれぞれ出場しており、未知の選手という訳ではない。
■堂安と並ぶ今大会注目のヤングプレーヤー
今大会のメンバー23名のうち、“海外組”はJリーグでプレーする2名を含めて計7名。そのうち欧州を拠点に活動するのは、ショムロドフとロシアのアンジに所属するMFドストンベク・ハムダモフ(22歳)だ。彼もまた“黄金世代”の一人で、2015年にはアジア年間最優秀ユース選手賞を受賞(2016年には堂安律が同賞を受賞)。今大会開幕前にAFC公式サイトが発表した「注目のベストヤングプレーヤー10人」にも選ばれている。昨年のAFC U-23選手権では、日本相手に1得点をマーク。華麗なミドルシュートを叩きこんだ。ショムドロフと共に、これからのウズベキスタン代表を背負って立つ選手として要注目だ。
(記事/Footmedia)
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