羽生結弦、3・11を挟む3DAYSの価値 震災から12年 ふるさと宮城公演
(C)Getty Images
風化させない。風化させてはならない。そんな強い想いが伝わってきます。
東日本大震災から12年の節目となる3月11日、羽生結弦さんが地元の宮城県でアイスショーを行うことになりました。
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そのタイトルは「羽生結弦notte stellata」。イタリア語で「満点の星」を意味します。まさに12年前のあの日、羽生さんは仙台の地で被災し、避難所へと向かうその夜、停電の暗闇の中で満天の星を見つめ、その美しさに希望を見いだしたと伝えられています。
公式サイトではこんなメッセージが掲載されています。
「あの日、被災地を照らした満天の星のように “希望”を発信し人々が少しでも笑顔になれるきっかけになれば− そんな思いを込めて」
スポーツ紙のデスクは言います。
「羽生さんは昨年7月19日、今後はプロアスリートとしての活動をしていくとの会見をした際に、『これからも、常に夢に向かって目標に向かって努力していきたいし、より自分の発言や行動に責任を持って、アスリートとして活動を全うしていきたい』と決意表明していました。まさに有言実行の人です。一部メディアはそれを『引退』と一面スクープしていたけれど、引退どころか自身のスケートを通じて社会に及ぼす影響力は、さらに増していると断言してもいいでしょう」
テレビ関係者は「3・11」を中心とした3日間の公演となった点に、羽生さんのメッセージ性を感じるとも分析します。
「公演が発表された瞬間、誰もが『3・11』を思い出したことでしょう。普通の何でもない日常が幸せだった『3・10』、そして暮らしが一変してしまった『3・12』、そのいずれも、同じように満天の星が瞬き、我々を包んでいた−。震災の記憶はどうしても多忙な毎日の中で、風化してしまいます。羽生さんの今回のプロジェクトは風化の動きに『もう一度、考えようよ』と呼びかけているような気がしてならないんです」
アスリートだからこそ伝えられるメッセージがある。数値化されない価値を持つ3日間は、多くの人々にとって、もう一度「あの時」に思いを致すきっかけになることでしょう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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