トト・ウォルフ代表、ストロールの父と協力してメルセデスF1チーム買収を計画と噂
メルセデスのチーム代表を務めるトト・ウォルフと、レーシングポイントからF1に参戦するランス・ストロールの父であり、前身のフォースインディアを買収した起業家集団を率いるローレンス・ストロールが協力して、メルセデスF1チームを買収しようとしているという噂が流れている。
元F1最高経営責任者のバーニー・エクレストンは、メルセデスがチームとしての活動をやめ、パワーユニット(PU)を提供するマニュファクチャラーとしての活動のみを行うことになるかもしれないと考えている。
メルセデスはワークスチームに加えて、現在レーシングポイントとウイリアムズにもパワーユニットを供給しており、2021年からは新たにマクラーレンにも供給することになる。
アストンマーティンを買収することに関心を持っているローレンスは、レーシングポイントの名前をアストンマーティンへ変更しようとしていると考えられていた。しかし現在では、ローレンスとウォルフがメルセデスのワークスチームを買収し、そのチームの名前をアストンマーティンにしようとしているという噂だ。
6年連続でドライバーズタイトルとコンストラクターズタイトルを獲得したメルセデスが、なぜF1に参戦し続けるのかと疑問に思う人もいるだろうが、メルセデスが得ている広告利益とブランドの露出には、数百万ドルの価値がある。
しかし、ウォルフは本当にF1チームを買収することに関心を持つだろうか? 彼はすでにメルセデスのワークスチームの株を保有しており、人生のある段階でF1に関係のない何かをすることに関心を持っていると話していた。1月12日に48歳になったウォルフには、他のプロジェクトに取り組むための十分な時間が残されている。
一方ローレンスにとっては、F1におけるベストのチームを保有するというのは、息子のランスを非常に競争力のあるマシンにのせるチャンスになるだろう。
ちなみに、メルセデスを含む全10チームのうち、どのチームもまだ新しいコンコルド協定にサインをしていない。コンコルド協定は、財政面や、F1とビジネスをどのように経営してくのかを規定するものだ。
現行のコンコルド協定は2020年末で満了となり、2021年以降は新しい協定が有効になる。財政面に関しては、全チームのなかでフェラーリのみがF1のオーナーであるリバティ・メディアと合意に至ったと考えられている。
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