「翔はもっと荒くれてもいい」巨人3シーズン目の中田に首脳陣から出た「指令」とは
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昨年は4位と低迷、V奪回を目指す巨人で中田翔内野手(33)の存在感が増している。
今オフは「55」番の後継者、成長株として期待される若手の秋広と2度目の合同自主トレを敢行。秋広は中田が課す「食トレ」で5キロ増量と後輩の飛躍を後押しする。
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昨年は二軍落ちもありながら、109試合に出場し、打率・269、24本塁打、68打点。8月からは不振の岡本和に代わって4番を務めるなど、チームを支えた。
日本ハムから巨人に移籍後3シーズン目となる今季は「全試合出場」「打点王」を目標に掲げるなど、チームの中心メンバーとしての自覚を示している。
そんな中田にはキャンプインを前に球界内から期待を込めて様々な声が寄せられている。
25日に更新されたYouTubeチャンネル「愛甲猛の野良犬チャンネル」では、ロッテで活躍した愛甲氏が巨人の大久保打撃チーフコーチと会談。
今季の巨人の野手に関して様々な考察を語る中、大久保コーチは中田に関して「本来のあいつはすごい強い男」とした上で、今季に向けては「『かかってこいや!』ぐらいの気持ちで、荒くれちゃったほうがいいと思う」と語った。
迫力ある外見とは異なり「本来はすごいシャイな男」(大久保コーチ)だという中田は、毎年バッティングフォームが変わるなど、キャリアを積んだ今でも試行錯誤を繰り返している。この点に関して同コーチは「良いとき(のフォーム)を追い求めるのではなく、タイミングをどう取ればいいのかと考えたほうがいい」と助言を送る。
かつての球界の大打者は打撃に関してマイナーチェンジはありながら、大きく形は変えていないとして、今年はどっしり構えた形で戦うことを求めた。
今季もクリーンアップの一角を務めることが期待されている。安定した守備力も昨年は評価された。目指すV奪回に向け欠かせないピースとなれるか。中田にとってもより大事な1年となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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