トヨタ自動車豊田社長、アロンソ起用にコメント「トヨタを選んでくれてありがとう」
トヨタは1月30日、WEC世界耐久選手権に参戦するTOYOTA GAZOO Racingの2018-19シーズンのドライバーを発表し、フェルナンド・アロンソが8号車のドライバーとして正式に起用されることを明らかにしたが、トヨタ自動車の豊田章男社長が、アロンソ起用についてコメントを残した。
豊田社長は、2017年にル・マン24時間を初訪問。小林可夢偉駆る7号車がポールポジションを獲得するなど、勝利に向けて近い位置にいたが、3台体制で臨んだトヨタTS050ハイブリッドは相次いでストップ。悲願と言えた勝利を得ることができなかった。
トヨタはTS050ハイブリッドの熟成、そして「厳しい耐久レースの場で最先端ハイブリッド技術の開発を行うことは、『もっといいクルマづくり』のために大変有益」であるとして、ライバル撤退後もWEC世界耐久選手権/ル・マン24時間への継続参戦を発表している。
そんななか、トヨタはF1ワールドチャンピオン経験者で、現役F1ドライバーであるアロンソの起用を決定した。そして豊田社長のコメントとして、アロンソに向けてメッセージを送っている。豊田社長のコメントは下記のとおりだ。
「LMP1のクルマに乗ってみたい……、そしてル・マンを走りたい……勝ちたい……。その想いを叶えるためのパートナーとして、トヨタを選んでくれてありがとう」
「今まで数々のレースを戦い、我々の誰もが経験したことのない景色を見てきたアロンソ選手がTOYOTA GAZOO Racingのクルマに乗ることにとてもワクワクしています。彼がクルマに乗ることで、我々のクルマがさらに鍛えられていくと思います」
「そして、ドライバーやチームメンバー全員が耐久レースで今まで学んできたことに、彼の経験から学びとれることが加わるとTOYOTA GAZOO Racingがどう成長できるのか……。私自身、本当に楽しみですし、何よりメンバー全員がその成長を楽しみにしています」
「WECという耐久レースの道で、そして、その中でも過酷を極めるル・マン24時間レースという道でアロンソ選手とともに、TOYOTA GAZOO Racingが誰よりも長い距離を走り切れるよう……、そして、その先にある“もっといいクルマ”をお客様にお届けするというゴールに向けても、心ひとつに一緒に走っていければと思います」
「アロンソ選手を迎えセブ、一貴、マイク、可夢偉、ホセ……6人のドライバーとともにTOYOTA GAZOO Racingはゴールに向けて、“思いっきり”走ってまいります。今シーズンもTOYOTA GAZOO Racingを応援いただければ嬉しく思います。よろしくお願いします」
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