メジャー2年目の吉田正尚は「大きな飛躍が可能だ」 米メディアが指摘する理由とは?
トレードの噂も持ち上がった吉田。非凡な調整能力で2年目はさらなる活躍が期待できるはずだ(C)Getty Images
“マッチョマン”のメジャー2年目はどんなシーズンになるのだろうか。
2022年オフに5年総額9000万ドル(当時のレートで約124億円)でレッドソックスと契約した吉田正尚。昨年はメジャー1年目ながら140試合に出場して、打率.289、15本塁打、72打点、OPS.783とまずまずの成績を残した。しかし、月間打率を見ると、5月は打率.347、7月は打率.353を記録したものの、8月は打率.247、9月は打率.227と好不調の波が激しい1年でもあった。
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そんな吉田はメジャー2年目となる24年シーズンにどんな成績を残すのだろうか。米メディアは“マッチョマン”の活躍に太鼓判を押している。米スポーツメディア『SB Nation』 は特集記事を配信し、メジャー2年目を迎える吉田について言及した。
同メディアは記事内で吉田について「彼は2024年には肉体的にも精神的にも大きなシーズンを送れるよう、より良い準備をして戻ってくるに違いない」と期待。その理由について、「ヨシダは打者として向上する方法を常に見つけていることを証明している選手の1人である。彼はスイングの中で小さなことを発見し続け、それが年々プロダクションを高めている」と修正能力の高さを挙げた。
同メディアは吉田のオリックス時代の成績に注目。NPBに在籍した7年間でOPSが上昇し続けていた点に着目し、「彼は常に成功を積み重ね、より良くなる方法を見つけていた」と指摘した。その上で「レッドソックスでのキャリアでオリックス時代の成績を再現することは難しいかもしれないが、今の問題はそれにどこまで近づけるかということだ」と期待した。
また、同メディアは吉田と同じ日本人左打者として、松井秀喜氏(元ヤンキース)を例に挙げた。松井氏はメジャー1年目に打率.287、16本塁打、106打点、OPS.788を記録したが、2年目には打率.298、31本塁打、108打点、OPS.912をマークするなど成績を上げた。同メディアは松井氏の成績を参考に「ヨシダの2年目に大きな飛躍が可能であることを物語っている」と記載した。
吉田はメジャー2年目を迎える今季、さらなる飛躍を遂げることができるだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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