巨人の新外国人は「狂犬」 助っ人はヤンチャと常識人、どちらがベターか
オドーアは巨人にどんなプラス材料をもたらすだろうか(C)Getty Images
バリバリの強打者か、あるいはとんだ一杯食わせ者か。来日が待ち遠しいです。
巨人の新外国人打者、ルーグネッド・オドーアです。メジャーの主力として活躍し、通算本塁打は178本。22年まで8年連続2ケタ本塁打をマークするなど、実績は疑いようがありません。
【動画】右ストレートが相手選手に炸裂! オドーアの衝撃的な乱闘シーン
巨人の取材歴が長いベテラン記者は言います。
「確かに昨季はパドレスで59試合に出場し、4本塁打と、29歳とはいえ全盛期を過ぎているのは事実でしょう。メジャーでは主に二塁手でしたが、巨人は右翼手として使う方針ということもあり、外野守備にアジャストできるかどうかも大きなポイントです。というのも、阿部新監督は『守り勝つ野球』を掲げているので、昨年までのウォーカーやブリンソンらが見せた拙守では信頼を勝ち取ることはできないでしょう。それに目をつぶるほど打ちまくってくれればいいのでしょうが」
プレースタイルも興味深いものがあります。2016年のシーズンでは大乱闘に発展し、ホセ・バティスタの顔面に右ストレートを浴びせた過去を持つ熱血漢。ついたあだ名は「狂犬」です。「巨人軍は紳士たれ」の目指すべき方向性からすると、何とも気になる過去ですが−−。
しかし、前述の記者はこう言うのです。
「近年、日本球界は新外国人を獲得する際に人柄を重視する傾向があります。異文化にアジャストできる謙虚さや誠実さを見定めているのですが、その結果、荒々しい選手を『取り逃している』可能性もある。『狂犬』、大いに結構じゃないですか。巨人で過去に活躍したガルベスも、気性は激しかったけど、しっかりと結果を残した。むしろ環境が異なる中、そのぐらいの気概で来日してもらった方がいいかもしれない。繊細な『いい子』が適応できずに途中帰国してしまった例も多々ありますからね」
打順は主砲・岡本和真の後を打つ5番や6番が期待され、爆発するようなら巨人のV奪回は大きく近づくと言えるでしょう。
「助っ人は常識人」が最近のトレンド。しかし、ヤンチャな外国人選手こそファンの記憶に残るプレーをしてくれたのも、また事実です。オドーアの文字通りの「大暴れ」、今から待ち遠しいです。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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