ベティスがイスコの負傷を発表、肉離れで約2カ月間の離脱へ…夢のスペイン代表復帰も非現実的に?
サッカーキング2024年2月7日(水)0時3分
ベティスで輝きを取り戻したイスコ [写真]=Getty Images
ベティスは5日、同クラブに所属している元スペイン代表MFイスコの負傷状況を報告した。
イスコは4日に行われたラ・リーガ第23節ヘタフェ戦(1-1)で先発に名を連ね、0-1で迎えた35分にPKから同点弾を決めていた。しかし、試合も終盤に差し掛かって80分を過ぎた頃、スプリント中に左太ももを負傷。自らベンチへ交代を要求するサインを送り、元ポルトガル代表MFウィリアム・カルヴァーリョとの交代でピッチを後にしていた。
今回ベティスが発表したメディカルレポートによると、イスコは左ハムストリングスの筋挫傷(肉離れ)と診断されたようだ。クラブはケガの経過を見つつ、保存療法を検討していることを明かしている。このような状況のため、離脱期間は明かされていない。
当初、スペインメディア『アス』など複数のメディアは数週間程度の離脱を予想していた。しかし、当初の予想よりも状態は深刻で、現時点での離脱期間は1カ月半から2カ月程度の見込みだという。この離脱期間はベティスが発表した保存療法が順調に進めばの仮定で、さらなる欠場を強いられる可能性も低くはないようだ。
これまでにマラガやレアル・マドリードなどで活躍してきたイスコは、2022年12月のセビージャ退団以降、半年間の無所属期間を経て、昨年夏にベティスへ完全移籍加入。傑出したテクニックと豊富なアイデアを武器に、ベティスの攻撃陣に魔法をかける“マヒア”(魔術師)としてかつての輝きを取り戻していた。今シーズンはここまで公式戦29試合のピッチに立って、7ゴール5アシストを記録。ラ・リーガ公式が選ぶマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)の受賞回数も二桁に到達しており、今やベティスの攻撃陣に欠かせない存在だ。
現在ラ・リーガで8位のベティスは、来季の欧州カップ戦出場権を確保すべく、ここからシーズン終盤に向かって勝利が求められる試合が続く。加えて、今季はヨーロッパリーグ(EL)のグループステージを3位で終えていたため、2月からはヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)の決勝トーナメントも開幕。ラ・リーガと並行して欧州の戦いに身を置くこととなる。2月は週に2試合をこなす過密日程が決まっており、ECLの勝ち上がり次第では以降も厳しいスケジュールが待っている中、“マヒア”の不在は大きな痛手となるだろう。
また、イスコ個人にとっても今回の負傷はタイミングが悪いものとなった。今シーズン、ベティスでトップパフォーマンスを維持し続けるイスコは、常々スペイン代表への復帰願望を公言していた。2019年6月を最後に“ラ・ロハ”からは遠ざかっていたものの、『アス』によると、今年3月のインターナショナルマッチウィークを過ごすスペイン代表のプレリストに名前を連ねていたという。ルイス・デ・ラ・フエンテ監督自身はベテランの復帰へ消極的な姿勢を見せていたが、今夏に控えるEURO2024に向け、“ラストチャンス”としてイスコの招集に踏み切る可能性もあったと報じられている。
だが、今回の負傷により、3月のスペイン代表招集は非現実的なものとなっている。国内屈指のテクニシャンとして頭角を現したマラガ時代は負傷と無縁で、9シーズンを過ごしたレアル・マドリード時代にも大きなケガに悩まされたことは少なかった。だが、自身の状態が上がっており、スペイン代表復帰も囁かれていたなかで、無念の負傷が決定。今年4月に32歳になるイスコにとって、EURO2024は出場可能な最後のメジャートーナメントとなりそうだが、その道が絶たれてしまった。
【ハイライト動画】イスコが無念の負傷を強いられたベティス対ヘタフェ
イスコは4日に行われたラ・リーガ第23節ヘタフェ戦(1-1)で先発に名を連ね、0-1で迎えた35分にPKから同点弾を決めていた。しかし、試合も終盤に差し掛かって80分を過ぎた頃、スプリント中に左太ももを負傷。自らベンチへ交代を要求するサインを送り、元ポルトガル代表MFウィリアム・カルヴァーリョとの交代でピッチを後にしていた。
今回ベティスが発表したメディカルレポートによると、イスコは左ハムストリングスの筋挫傷(肉離れ)と診断されたようだ。クラブはケガの経過を見つつ、保存療法を検討していることを明かしている。このような状況のため、離脱期間は明かされていない。
当初、スペインメディア『アス』など複数のメディアは数週間程度の離脱を予想していた。しかし、当初の予想よりも状態は深刻で、現時点での離脱期間は1カ月半から2カ月程度の見込みだという。この離脱期間はベティスが発表した保存療法が順調に進めばの仮定で、さらなる欠場を強いられる可能性も低くはないようだ。
これまでにマラガやレアル・マドリードなどで活躍してきたイスコは、2022年12月のセビージャ退団以降、半年間の無所属期間を経て、昨年夏にベティスへ完全移籍加入。傑出したテクニックと豊富なアイデアを武器に、ベティスの攻撃陣に魔法をかける“マヒア”(魔術師)としてかつての輝きを取り戻していた。今シーズンはここまで公式戦29試合のピッチに立って、7ゴール5アシストを記録。ラ・リーガ公式が選ぶマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)の受賞回数も二桁に到達しており、今やベティスの攻撃陣に欠かせない存在だ。
現在ラ・リーガで8位のベティスは、来季の欧州カップ戦出場権を確保すべく、ここからシーズン終盤に向かって勝利が求められる試合が続く。加えて、今季はヨーロッパリーグ(EL)のグループステージを3位で終えていたため、2月からはヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)の決勝トーナメントも開幕。ラ・リーガと並行して欧州の戦いに身を置くこととなる。2月は週に2試合をこなす過密日程が決まっており、ECLの勝ち上がり次第では以降も厳しいスケジュールが待っている中、“マヒア”の不在は大きな痛手となるだろう。
また、イスコ個人にとっても今回の負傷はタイミングが悪いものとなった。今シーズン、ベティスでトップパフォーマンスを維持し続けるイスコは、常々スペイン代表への復帰願望を公言していた。2019年6月を最後に“ラ・ロハ”からは遠ざかっていたものの、『アス』によると、今年3月のインターナショナルマッチウィークを過ごすスペイン代表のプレリストに名前を連ねていたという。ルイス・デ・ラ・フエンテ監督自身はベテランの復帰へ消極的な姿勢を見せていたが、今夏に控えるEURO2024に向け、“ラストチャンス”としてイスコの招集に踏み切る可能性もあったと報じられている。
だが、今回の負傷により、3月のスペイン代表招集は非現実的なものとなっている。国内屈指のテクニシャンとして頭角を現したマラガ時代は負傷と無縁で、9シーズンを過ごしたレアル・マドリード時代にも大きなケガに悩まされたことは少なかった。だが、自身の状態が上がっており、スペイン代表復帰も囁かれていたなかで、無念の負傷が決定。今年4月に32歳になるイスコにとって、EURO2024は出場可能な最後のメジャートーナメントとなりそうだが、その道が絶たれてしまった。
【ハイライト動画】イスコが無念の負傷を強いられたベティス対ヘタフェ
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