WEC:トヨタ、アストン去ったLMHクラスの状況を検討「立場の確認を行う」
WEC世界耐久選手権の2020/2021年シーズンから新たにスタートするLMHル・マン・ハイパーカークラスに参戦することを表明しているトヨタは、ライバルとなるはずだったアストンマーティンがプログラムを一時停止したことに対して反応を示し、“順を追って”この状況を検討し、置かれた立場を確認すると述べた。
アストンマーティンは2月19日の朝、スポーツカーレースのトップカテゴリーに復帰することを一度保留すると発表し、開発段階にあった『ヴァルキリー』のLMHが2020/21年シーズンのグリッドに登場する予定がないことを確認した。
WECの新しい最高峰クラスであるLMHのデビューシーズンはアストンマーティンと、トヨタというふたつの主要OEMメーカーが参戦する予定だった。
しかし、イギリスのメーカーが開幕の7カ月前にプログラムを停止させたことで、残されたコンストラクターはトヨタとスクーデリア・キャメロン・グリッケンハウスのふたつ、大手自動車メーカーはふたたびトヨタ1社のみとなっている。
トヨタのスポークスマンは19日、声明を発表し現時点における日本メーカーの見解を示した。
「我々はアストンマーティンの発表を確認しており、彼らの決定を残念に思う」
「アストンマーティンの(置かれた)状況は私たちの状況とは大きく異るため、それを考慮した上で順を追って検討し我々の立場を改めて確認する」
トヨタとアストンは2019年6月、ル・マンで当時はまだ正式名称が付いていなかった新規定の詳細が発表された日に、それぞれのハイパーカープログラムを明らかにした。
その内容はアストンマーティンが市販のヴァルキリーをベース車とするレースカーで参戦するのに対し、トヨタは『GRスーパースポーツ・コンセプト』のデザインを基にしたプロトタイプカーを新造するというものだ。
その後、2社は今年9月の2020/21年シーズン開幕に向けて車両開発に入ったが、より詳しい状況は明らかにされず。その一方で、LMP1への関与によってわずかに有利な立場にあると考えられているトヨタは、新車が完成するタイミングに課題があることを隠していない。
今週、WECはアメリカ・テキサス州のサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で2019/20年第5戦ローン・スター・ル・マンが行われる。そのため、TOYOTA GAZOO Racing WECチーム上層部による追加のコメントが期待される。
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