プレミアリーグにおいて最も“上流階級”なのはどのクラブ? <トップハーフ編>
サッカーキング2024年2月21日(水)13時53分
プレミアリーグにおける“階級クラブ”ランキング [写真]=Getty Images
プレミアリーグのクラブは、シーズンを通じてホームとアウェイで戦い、自らの価値を示そうとしのぎを削っている。しかし、競わされるのはピッチの中に限った話ではない。イギリスのチケット販売サイト『Ticketgum.com』は、プレミアリーグの20クラブの“Posh(ポッシュ)さ”、つまり“上流階級度”をランキングにして発表。この順位は、ホームスタジアムがある自治体の住宅価格の中央値、年収の中央値、人口10万人当たりの私立学校の数、人口10万人当たりの『Waitrose』と『M&S』(ともに高級スーパー)の数を基に算出されている。今回は10位から1位を紹介しよう。
[写真]=Getty Images
■10位:ブレントフォード Poshスコア4.53
トップハーフに滑り込んだのは、サリー州に隣接するハウンズロー区にあるブレントフォードだ。住宅価格はロンドンだけあって5位、年収も7位だったが、高級スーパーと私立学校の数が少なく、10万人当たりの『Waitrose』と『M&S』は0.35軒でワースト、私立学校は0.69校と下から2番目となり、なんとかトップハーフに踏みとどまる形となった。
■9位:ニューカッスル Poshスコア4.68
“ポッシュ”なイメージがあまりないと言っては失礼かもしれないが、そんなニューカッスルが9位にランクイン。住宅価格では下から4番目、年収も下から7番目だったが、さすがは北部イングランド最大の都市だけあって、人口10万人当たりの『Waitrose』と『M&S』が2.09軒で2位となり、私立学校も2.44校で7位と健闘を見せ、トップハーフの椅子を手にした。
■8位:バーンリー Poshスコア4.84
プレミアリーグで最も小さなホームタウンがここに入るのは、このチームが2017-18シーズンを7位で終え、ヨーロッパリーグ(EL)の出場権を獲得したときと似たような驚きかもしれない。ランカシャー州の人口約9万人のバーンリーは、住宅価格の中央値が11万6000ポンド(約2200万円)と最も低い。しかし、年収と人口10万人当たりの高級スーパーの数でトップハーフに入っており、私立学校の数は3.83校でフルアムとチェルシーに次ぐ3位。北のクラブとして最上位に輝いた。
■7位:ブライトン Poshスコア5.95
7位はイギリスでも屈指の人気リゾート地として知られるブライトン。住宅価格ではロンドンのウェストハムやクリスタル・パレスをも上回るなど力を見せたが、年収は9番目と振るわず。人口10万人当たりの私立学校の数は2.89で5位だったが、『Waitrose』と『M&S』が数軒ずつしかなく、10万人当たり0.72軒で下から5番目と足を引っ張った。
■6位:ボーンマス Poshスコア6.47
ロンドン外のクラブとして最も上位にランクインしたのは、サウスコーストに位置するボーンマスだ。街にはビーチがあり、「イギリスの最も幸福な街」で何度も1位になっているボーンマス。住宅価格と年収ではロンドンのクラブには敵わないが、人口10万当たりの高級スーパーの数では6位、私立学校の数では4位と健闘し、この順位を手にした。
■5位:クリスタル・パレス Poshスコア6.95
5位に入ったのは、ロンドン南部のクロイドン区に本拠地を構えるクリスタル・パレスだ。年収は3万6502ポンド(約690万円)で堂々の4位。人口10万人当たりの高級スーパーも1.54軒で5位だったが、私立学校が1.79校で11位とやや少なく、住宅価格も8位とロンドンでは下の方となり、トップ4入りは逃した。
■4位:アーセナル Poshスコア7.63
「4位が定位置」も今や昔。リーグでは優勝を争うチームになったアーセナルだが、ここでは“座り慣れていた椅子”に落ち着いた。住宅価格はチェルシー、フルアムに次ぐ3位、年収はチェルシーに次ぐ2位と力を見せ、人口10万人当たりの私立学校の数も2.77校で6位と悪くはなかったが、『Waitrose』と『M&S』の数が10万人当たり0.92軒で下から7番目と少ないことがネックとなり、この順位となった。
■3位:トッテナム Poshスコア7.84
ノースロンドンのライバルを上回ったトッテナムだが、より“ポッシュ”だと言われて嬉しいかは定かではない。しかし、住宅価格と年収、人口10万人当たりの私立学校の数では“ガナーズ”の後塵を拝した“スパーズ”だが、高級スーパーの数(1.89軒)で大きく上回ったことで「Poshスコア」でわずかに上に立ち、見事トップ3入りを果たした。
■2位:フルアム Poshスコア9.53
ロンドンを流れるテムズ川のほとりに位置する“クレイヴン・コテージ”を本拠地とするフルアムが2位にランクイン。住宅価格で2位、年収では3位といずれもトップクラス。圧巻なのは人口10万人当たりの高級スーパーと私立学校の数。『Waitrose』と『M&S』は3.82で1位。そして私立学校も7.09で断トツ1位。2位チェルシーが4.17だと言えば、その多さが分かるだろう。フルアムで私立学校に通いたい場合、選択肢に困ることはなさそうだ。
■1位:チェルシー Poshスコア9.68
近年ピッチ内で苦しい戦いが続くチェルシーだが、ここでは最も“ポッシュ”なクラブの称号を手に入れた。ホームスタジアムの“スタンフォード・ブリッジ”があるのは、実はチェルシーではなくフルアムだが、それでもイギリス屈指の高級住宅街には違いなく、住宅価格の中央値は2位の約1.7倍となる135万7500ポンド(約2億5710万円)。年収も4万1892ポンド(約793万円)とトップで、これはイギリスの平均である3万4963ポンド(約662万円)を大きく上回る。人口10万人当たりの高級スーパーの数は3位、私立学校の数も2位と、文句なしの戴冠だ。
(記事/Footmedia)
[写真]=Getty Images
■10位:ブレントフォード Poshスコア4.53
トップハーフに滑り込んだのは、サリー州に隣接するハウンズロー区にあるブレントフォードだ。住宅価格はロンドンだけあって5位、年収も7位だったが、高級スーパーと私立学校の数が少なく、10万人当たりの『Waitrose』と『M&S』は0.35軒でワースト、私立学校は0.69校と下から2番目となり、なんとかトップハーフに踏みとどまる形となった。
■9位:ニューカッスル Poshスコア4.68
“ポッシュ”なイメージがあまりないと言っては失礼かもしれないが、そんなニューカッスルが9位にランクイン。住宅価格では下から4番目、年収も下から7番目だったが、さすがは北部イングランド最大の都市だけあって、人口10万人当たりの『Waitrose』と『M&S』が2.09軒で2位となり、私立学校も2.44校で7位と健闘を見せ、トップハーフの椅子を手にした。
■8位:バーンリー Poshスコア4.84
プレミアリーグで最も小さなホームタウンがここに入るのは、このチームが2017-18シーズンを7位で終え、ヨーロッパリーグ(EL)の出場権を獲得したときと似たような驚きかもしれない。ランカシャー州の人口約9万人のバーンリーは、住宅価格の中央値が11万6000ポンド(約2200万円)と最も低い。しかし、年収と人口10万人当たりの高級スーパーの数でトップハーフに入っており、私立学校の数は3.83校でフルアムとチェルシーに次ぐ3位。北のクラブとして最上位に輝いた。
■7位:ブライトン Poshスコア5.95
7位はイギリスでも屈指の人気リゾート地として知られるブライトン。住宅価格ではロンドンのウェストハムやクリスタル・パレスをも上回るなど力を見せたが、年収は9番目と振るわず。人口10万人当たりの私立学校の数は2.89で5位だったが、『Waitrose』と『M&S』が数軒ずつしかなく、10万人当たり0.72軒で下から5番目と足を引っ張った。
■6位:ボーンマス Poshスコア6.47
ロンドン外のクラブとして最も上位にランクインしたのは、サウスコーストに位置するボーンマスだ。街にはビーチがあり、「イギリスの最も幸福な街」で何度も1位になっているボーンマス。住宅価格と年収ではロンドンのクラブには敵わないが、人口10万当たりの高級スーパーの数では6位、私立学校の数では4位と健闘し、この順位を手にした。
■5位:クリスタル・パレス Poshスコア6.95
5位に入ったのは、ロンドン南部のクロイドン区に本拠地を構えるクリスタル・パレスだ。年収は3万6502ポンド(約690万円)で堂々の4位。人口10万人当たりの高級スーパーも1.54軒で5位だったが、私立学校が1.79校で11位とやや少なく、住宅価格も8位とロンドンでは下の方となり、トップ4入りは逃した。
■4位:アーセナル Poshスコア7.63
「4位が定位置」も今や昔。リーグでは優勝を争うチームになったアーセナルだが、ここでは“座り慣れていた椅子”に落ち着いた。住宅価格はチェルシー、フルアムに次ぐ3位、年収はチェルシーに次ぐ2位と力を見せ、人口10万人当たりの私立学校の数も2.77校で6位と悪くはなかったが、『Waitrose』と『M&S』の数が10万人当たり0.92軒で下から7番目と少ないことがネックとなり、この順位となった。
■3位:トッテナム Poshスコア7.84
ノースロンドンのライバルを上回ったトッテナムだが、より“ポッシュ”だと言われて嬉しいかは定かではない。しかし、住宅価格と年収、人口10万人当たりの私立学校の数では“ガナーズ”の後塵を拝した“スパーズ”だが、高級スーパーの数(1.89軒)で大きく上回ったことで「Poshスコア」でわずかに上に立ち、見事トップ3入りを果たした。
■2位:フルアム Poshスコア9.53
ロンドンを流れるテムズ川のほとりに位置する“クレイヴン・コテージ”を本拠地とするフルアムが2位にランクイン。住宅価格で2位、年収では3位といずれもトップクラス。圧巻なのは人口10万人当たりの高級スーパーと私立学校の数。『Waitrose』と『M&S』は3.82で1位。そして私立学校も7.09で断トツ1位。2位チェルシーが4.17だと言えば、その多さが分かるだろう。フルアムで私立学校に通いたい場合、選択肢に困ることはなさそうだ。
■1位:チェルシー Poshスコア9.68
近年ピッチ内で苦しい戦いが続くチェルシーだが、ここでは最も“ポッシュ”なクラブの称号を手に入れた。ホームスタジアムの“スタンフォード・ブリッジ”があるのは、実はチェルシーではなくフルアムだが、それでもイギリス屈指の高級住宅街には違いなく、住宅価格の中央値は2位の約1.7倍となる135万7500ポンド(約2億5710万円)。年収も4万1892ポンド(約793万円)とトップで、これはイギリスの平均である3万4963ポンド(約662万円)を大きく上回る。人口10万人当たりの高級スーパーの数は3位、私立学校の数も2位と、文句なしの戴冠だ。
(記事/Footmedia)
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