FIA格式を得た2024年TCRワールドツアーが「国際情勢による輸送遅延を考慮」し豪州2戦をキャンセル
創設2年目となる今季2024年に向け早くもFIAステータス認証を取得し、新たに『FIA TCRワールドツアー』として開催されるシリーズだが、世界中のTRC規定カテゴリーを統括する運営団体のWSCグループが突如のカレンダー変更を決断。昨季に続き終盤戦の南半球でシリーズの一部を構成する予定だったオーストラリアン・レーシング・グループ(ARG)に対し、2024年にオーストラリアでレースをする立場にないと通告した。
今回の突然の決定に際し、WSCグループはその理由として「現在の国際的な出来事の結果、2024年に世界中で国際配送が遅れるためである」と説明している。これにより予定されていたシドニー・モータースポーツパークとマウントパノラマの2戦がカレンダーから削除されることとなるが、両サーキットは最後から2番目と最終ラウンドの開催地として、日程調整を経ながらも今季2024年のTCRオーストラリア・シリーズのカレンダーに残る。
この決定を受け、ARGは2月16日付けで次の声明を発表している。
「WSCは今後の計画によりFIA TCRワールドツアー参戦チームが、複数のレースカーと関連インフラをオーストラリアに送るという課題が増大していることが浮き彫りになったため、最初に予定されているオーストラリア・ラウンドの8カ月以上前の段階で、ARGにその決定を通知した」
「当然のことながら、このニュースのことは残念に思いましたが、ARGはWSCの支援を受け、今季の『スーパーチープ・オート・バサースト・インターナショナル』で国際的に重要なTCRレースを開催し、オーストラリアのドライバーがふたたび世界最高峰レベルのTCRドライバーと競争する機会を確保することに引き続き取り組んでいく」
こうして影響を受けたTCRオーストラリアのカレンダーだが、11月1日から3日にシドニー・モータースポーツパークで行われるラウンドは開催中止に。その代替案として、既存の『シャノン・スピードシリーズ』として10月18〜20日に開催されるシドニー戦へ合流する。その一方で11月8〜10日に予定されていたバサースト・インターナショナルの日付に変更はない。
WSCはFIA TCRワールドツアーが2025年にもバサースト・インターナショナルに合流する計画を示唆しているが、これまでのところ2024年のオーストラリア・ラウンドの代替となるイベントやその可能性については、何の情報もアナウンスしていない。
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