【広島vs鹿島プレビュー】負傷者ゼロの広島は攻守の連動に課題あり…鹿島は新監督のもとで今季初勝利を飾れるか
サッカーキング2020年2月22日(土)6時7分
[写真]=Getty Images、J.LEAGUE
■サンフレッチェ広島 今季加入の浅野はジョーカーになり得る可能性も
【プラス材料】
プレシーズン、そしてルヴァンカップをとおして負傷離脱者が1人もいない。「これは私の指導者経験の中でも稀なこと」と城福浩監督も驚くような状況だ。もちろんメディカルスタッフやフィジカルコーチの努力、選手個々の意識の高さあってのことだが、負傷者がいないことによって競争が激化。それぞれのポジションでのクオリティが向上している強みもある。
ルヴァン杯の横浜FC戦は、チャンスで決めきって得点差を広げられなかったことなど課題があるものの、キャンプから取り組んできた積極的にボールを奪いにいく守備が奏功して2得点を奪えたことはチームの自信になる。さらに、途中交代で左サイドに入った浅野雄也の積極的な攻守は大きな刺激になったと言えるだろう。
【マイナス材料】
昨季後半戦からボールは握れるようになり、そのクオリティは横浜FC戦で改めて証明できた。ただ、攻撃の質という面ではどうだったのか。もちろんゴールシーンは見事だったが、決定機の質と量を考えるとまだまだ物足りない。
新キャプテンの佐々木翔も「別に悪かったというわけではないが、もっとみんなで合わせていかないと。これでいいのかというと、それは絶対に違う。ルヴァン杯の内容のままで鹿島アントラーズ戦を迎えるわけにはいかない」と危機感を強めている。
ほとんど相手を押し込んでいた状態ではあったが、放ったシュート数は6本で、奪ったCKも1本のみ。ボールを握りながらサイドを攻略し、いかにシュートまで持っていくか。アグレッシブな守備の意識を、攻撃にどう直結させるか。道はまだ始まったばかりだ。
文=紫熊倶楽部 中野和也
■鹿島アントラーズ 実力者加入のサイドバックがキーポイントに
【プラス材料】
大岩剛監督の後任に、ブラジル人のアントニオ・カルロス・ザーゴ監督が就任した。新監督は主導権を握るサッカーを掲げており、始動間もないながらボールの動きなど、昨季までとは明らかに変わってきている。
負傷者続出で手薄だったサイドバックは、他のクラブから3人の実力者を補強。早くも鹿島のサイドバックらしく、攻撃的なプレーを見せている。
新助っ人の2人も武器を持った選手。ファン・アラーノは相手に詰められても引っかからない足の振りをしており、チャンスメイクに一役買いそうだ。前線のエヴェラウドも献身的で、ターゲットとしての役割が求められている。スタートしたばかりの不安よりも、期待のほうが大きい開幕戦となりそうだ。
【マイナス材料】
マイナス面は3点ある。当たり前だが、ザーゴ監督のサッカーが浸透するまで時間がかかること。今節対戦するサンフレッチェ広島は城福監督が時間をかけてチームを作り上げてきているだけに、完成度は相手に分があると言わざるを得ない。
また、今季の新加入選手は11人を数えた。選手同士の特長を知り、生かす方法を見つけるのは簡単でない。攻守両面でゴール前はバタバタする可能性もある。
最後に、元日の天皇杯決勝を戦ったため、疲れを癒すほどのオフを取ることができなかった。開幕戦に影響があるとは考えにくいが、シーズンを戦う中では必ず直面する問題になるだろう。新生鹿島の船出は実に難しい状況下でのものとなる。
文=totoONE編集部
【プラス材料】
プレシーズン、そしてルヴァンカップをとおして負傷離脱者が1人もいない。「これは私の指導者経験の中でも稀なこと」と城福浩監督も驚くような状況だ。もちろんメディカルスタッフやフィジカルコーチの努力、選手個々の意識の高さあってのことだが、負傷者がいないことによって競争が激化。それぞれのポジションでのクオリティが向上している強みもある。
ルヴァン杯の横浜FC戦は、チャンスで決めきって得点差を広げられなかったことなど課題があるものの、キャンプから取り組んできた積極的にボールを奪いにいく守備が奏功して2得点を奪えたことはチームの自信になる。さらに、途中交代で左サイドに入った浅野雄也の積極的な攻守は大きな刺激になったと言えるだろう。
【マイナス材料】
昨季後半戦からボールは握れるようになり、そのクオリティは横浜FC戦で改めて証明できた。ただ、攻撃の質という面ではどうだったのか。もちろんゴールシーンは見事だったが、決定機の質と量を考えるとまだまだ物足りない。
新キャプテンの佐々木翔も「別に悪かったというわけではないが、もっとみんなで合わせていかないと。これでいいのかというと、それは絶対に違う。ルヴァン杯の内容のままで鹿島アントラーズ戦を迎えるわけにはいかない」と危機感を強めている。
ほとんど相手を押し込んでいた状態ではあったが、放ったシュート数は6本で、奪ったCKも1本のみ。ボールを握りながらサイドを攻略し、いかにシュートまで持っていくか。アグレッシブな守備の意識を、攻撃にどう直結させるか。道はまだ始まったばかりだ。
文=紫熊倶楽部 中野和也
■鹿島アントラーズ 実力者加入のサイドバックがキーポイントに
【プラス材料】
大岩剛監督の後任に、ブラジル人のアントニオ・カルロス・ザーゴ監督が就任した。新監督は主導権を握るサッカーを掲げており、始動間もないながらボールの動きなど、昨季までとは明らかに変わってきている。
負傷者続出で手薄だったサイドバックは、他のクラブから3人の実力者を補強。早くも鹿島のサイドバックらしく、攻撃的なプレーを見せている。
新助っ人の2人も武器を持った選手。ファン・アラーノは相手に詰められても引っかからない足の振りをしており、チャンスメイクに一役買いそうだ。前線のエヴェラウドも献身的で、ターゲットとしての役割が求められている。スタートしたばかりの不安よりも、期待のほうが大きい開幕戦となりそうだ。
【マイナス材料】
マイナス面は3点ある。当たり前だが、ザーゴ監督のサッカーが浸透するまで時間がかかること。今節対戦するサンフレッチェ広島は城福監督が時間をかけてチームを作り上げてきているだけに、完成度は相手に分があると言わざるを得ない。
また、今季の新加入選手は11人を数えた。選手同士の特長を知り、生かす方法を見つけるのは簡単でない。攻守両面でゴール前はバタバタする可能性もある。
最後に、元日の天皇杯決勝を戦ったため、疲れを癒すほどのオフを取ることができなかった。開幕戦に影響があるとは考えにくいが、シーズンを戦う中では必ず直面する問題になるだろう。新生鹿島の船出は実に難しい状況下でのものとなる。
文=totoONE編集部
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