【G大阪vs名古屋プレビュー】G大阪は新加入のMF矢島慎也に注目…名古屋は元ブラジル代表FWジョーが早くもフィット
サッカーキング2018年2月23日(金)18時3分
J1復帰組の名古屋はブラジル人MFガブリエル・シャビエルが注目の存在。左利きのチャンスメーカーだ [写真]=J.LEAGUE
■ガンバ大阪 新監督の下、一からのチーム作りを実施
【プラス材料】
若手選手の育成手腕に定評があるレヴィー・クルピ新監督の下、今年はキャンプからU-23チームも合同でトレーニングを行い、一からの競争のなかでチーム作りを進めてきた。
とはいえ現時点では基本的に昨年を戦った既存の選手に、移籍加入組を加えたメンバーが主軸となりそう。唯一、開幕前の練習試合でコンスタントにゴールという結果を出し続けてきた、クラブ史上初となる外部からの飛び級加入となったMF中村敬斗あたりは早い段階で公式戦に絡んでくることが期待できそうだ。
注目は新加入のMF矢島慎也。足元の技術に長けた万能ミッドフィルダーで左右両足での精度の高いシュートも魅力。お家芸である攻撃サッカーを復活させるためには不可欠な存在だ。MF倉田秋とともに彼がいかに前線に絡めるかは今節も得点を見出す上でカギとなるだろう。
【マイナス材料】
開幕前の練習試合では攻撃面での連係を欠き、得点力不足が目立った。その理由の一つに挙げられるのが主力に故障者が出たことだ。
MF藤本淳吾は昨年、負傷した時点で今季の開幕は難しいとされていたものの、エースFWアデミウソンは昨年から持ち越したグロインペインで出遅れ、21日に全体合流をしたばかりだし、2次キャンプ中に足首を痛めたMF今野泰幸も「開幕戦は難しい」とクルピ監督は話す。
なかでも守備的MFが少ないチームだけに今野の離脱は大きな痛手だ。事実、17日に行われた徳島との練習試合も、選手を入れ替えながら3ボランチ、2ボランチの両方を試したが、いずれもバランスを欠き、0-1で敗れた。その課題を人で補うのか、システムで補うのか。仮にその不安定ぶりが露呈すれば、苦しい展開を強いられるのは間違いないだろう。
文:totoONE編集部
■名古屋グランパス 長谷川アーリアジャスールの順応の速さは特筆
【プラス材料】
昨季から続く継続性が最大のプラス材料だ。風間八宏監督の下で1年を通じて積み上げてきた新たなスタイルは、昨年とほぼ変わらぬメンバーたちによって維持と進化を遂げている。
ボールを保持して相手のペナルティエリアを攻略していく攻撃的サッカーは、最前線にFWジョーという大駒を得たことで破壊力を増している感も強い。ジョーはプレシーズンの練習試合で浦和を相手に2得点と実力の片りんをすでに発揮しつつあり、前評判に違わぬ活躍を期待できそうだ。
新加入選手で言えばMF長谷川アーリアジャスールの順応の速さも特筆もので、中盤3センターのゲームメーカー的な役割をこなしつつ、自らもどん欲にゴールを狙う姿勢を見せる。昨季の課題であった失点数の多さについてもオーストラリア代表GKランゲラックを守護神に据え、敵地に乗り込む算段を整えている。
【マイナス材料】
昨季のJ2リーグで5番目に多い65失点を喫した守備陣には、まだまだ不安が残るところではある。
ゴールキーパーの補強はランゲラックのみで、守備陣では開幕2週間前に合流したDFのW・ホーシャのみ。そのホーシャとU-18のMF菅原由勢をセンターバックに据える可能性もあるディフェンスラインは、左サイドバックに本来攻撃的MFである秋山陽介を配しており、どちらかと言えば攻撃特化型の布陣だ。攻撃で押し込めばリスクは減るが、逆になれば構築途中の連係を含めて厳しい面も浮かび上がってくる。
守るためのチーム作りはしていないものの、守りの局面をいかに切り抜けるかはシーズンを通じての課題になるだろう。守備に長じた右サイドバックのDF宮原和也とアンカーのMF小林裕紀のカバーリングの意識が、一つのカギを握ることになるかもしれない。
文:今井雄一朗
【プラス材料】
若手選手の育成手腕に定評があるレヴィー・クルピ新監督の下、今年はキャンプからU-23チームも合同でトレーニングを行い、一からの競争のなかでチーム作りを進めてきた。
とはいえ現時点では基本的に昨年を戦った既存の選手に、移籍加入組を加えたメンバーが主軸となりそう。唯一、開幕前の練習試合でコンスタントにゴールという結果を出し続けてきた、クラブ史上初となる外部からの飛び級加入となったMF中村敬斗あたりは早い段階で公式戦に絡んでくることが期待できそうだ。
注目は新加入のMF矢島慎也。足元の技術に長けた万能ミッドフィルダーで左右両足での精度の高いシュートも魅力。お家芸である攻撃サッカーを復活させるためには不可欠な存在だ。MF倉田秋とともに彼がいかに前線に絡めるかは今節も得点を見出す上でカギとなるだろう。
【マイナス材料】
開幕前の練習試合では攻撃面での連係を欠き、得点力不足が目立った。その理由の一つに挙げられるのが主力に故障者が出たことだ。
MF藤本淳吾は昨年、負傷した時点で今季の開幕は難しいとされていたものの、エースFWアデミウソンは昨年から持ち越したグロインペインで出遅れ、21日に全体合流をしたばかりだし、2次キャンプ中に足首を痛めたMF今野泰幸も「開幕戦は難しい」とクルピ監督は話す。
なかでも守備的MFが少ないチームだけに今野の離脱は大きな痛手だ。事実、17日に行われた徳島との練習試合も、選手を入れ替えながら3ボランチ、2ボランチの両方を試したが、いずれもバランスを欠き、0-1で敗れた。その課題を人で補うのか、システムで補うのか。仮にその不安定ぶりが露呈すれば、苦しい展開を強いられるのは間違いないだろう。
文:totoONE編集部
■名古屋グランパス 長谷川アーリアジャスールの順応の速さは特筆
【プラス材料】
昨季から続く継続性が最大のプラス材料だ。風間八宏監督の下で1年を通じて積み上げてきた新たなスタイルは、昨年とほぼ変わらぬメンバーたちによって維持と進化を遂げている。
ボールを保持して相手のペナルティエリアを攻略していく攻撃的サッカーは、最前線にFWジョーという大駒を得たことで破壊力を増している感も強い。ジョーはプレシーズンの練習試合で浦和を相手に2得点と実力の片りんをすでに発揮しつつあり、前評判に違わぬ活躍を期待できそうだ。
新加入選手で言えばMF長谷川アーリアジャスールの順応の速さも特筆もので、中盤3センターのゲームメーカー的な役割をこなしつつ、自らもどん欲にゴールを狙う姿勢を見せる。昨季の課題であった失点数の多さについてもオーストラリア代表GKランゲラックを守護神に据え、敵地に乗り込む算段を整えている。
【マイナス材料】
昨季のJ2リーグで5番目に多い65失点を喫した守備陣には、まだまだ不安が残るところではある。
ゴールキーパーの補強はランゲラックのみで、守備陣では開幕2週間前に合流したDFのW・ホーシャのみ。そのホーシャとU-18のMF菅原由勢をセンターバックに据える可能性もあるディフェンスラインは、左サイドバックに本来攻撃的MFである秋山陽介を配しており、どちらかと言えば攻撃特化型の布陣だ。攻撃で押し込めばリスクは減るが、逆になれば構築途中の連係を含めて厳しい面も浮かび上がってくる。
守るためのチーム作りはしていないものの、守りの局面をいかに切り抜けるかはシーズンを通じての課題になるだろう。守備に長じた右サイドバックのDF宮原和也とアンカーのMF小林裕紀のカバーリングの意識が、一つのカギを握ることになるかもしれない。
文:今井雄一朗
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