笹原右京が赤寅をドライブ。監督就任の石浦宏明に代わり【第8回カーボンニュートラル開発テスト】
2月23〜24日、全日本スーパーフォーミュラ選手権をプロモートする株式会社日本レースプロモーション(JRP)は、栃木県のモビリティリゾートもてぎにおいて、8回⽬となるカーボンニュートラル(CN)開発テストを行った。今回の開発テストでは、docomo business ROOKIEの監督に就任する石浦宏明に代わり、笹原右京が赤寅のステアリングを握った。
『SUPER FORMULA NEXT 50(ゴー)』を掲げるJRPは、この先の50年もモータースポーツが持続可能であるよう、さまざまな取り組みを行なっている。今回のテストは2022年11月に行ったウエット路面テストでの積み残し課題の最終チェックが目的。ウエット路面でのタイヤテストをメインとして、各日1時間ずつ、合計2時間で行われた。また、今季より新たに導入される『SF23』の翼端板に取り付けられたLEDライトの点灯、点滅、方向指示など、新たな動作機能テストもあわせて行われている。
これまでのCN開発テストとの大きな違いが、docomo business ROOKIEの監督に就任する石浦宏明に代わり、笹原右京が赤寅のステアリングを握ったことだろう。2022年シーズン、TEAM MUGENから参戦し、2勝を挙げた笹原はオフシーズンテストにはVANETLIN TEAM TOMʼSより参加。そして今季はTOYOTA GAZOO Racingのメンバーとして、スーパーGT GT500クラスに参戦することが発表されている。
テスト初日は、白寅と赤寅がそれぞれ異なるケーシング(タイヤの構造部分)を使った比較テスト、再生可能原料を使用したタイヤのフィーリング確認を実施。初日はこの時期としては日差しが暖かく、やや路面温度も高めなこと、また路面の水の乾きが早かったこともあり、正確なウエット評価が実施できなかったこともあり、2日目も同じタイヤを使用したロングランテストが実施された。
スーパーフォーミュラは、3月4〜5日に開催される『2023 鈴鹿サーキット モータースポーツファン感謝デー』で、各チームのSF23シェイクダウン走行を実施する。それに続けて3月6日〜7日の2日間には、開幕前唯一となる第1回公式合同テストを実施する。JRPは「これまで全8回のテストで得られたさまざまなデータや知見は、来週からの走行に向け参戦各チームに共有されることになります。日本レースプロモーションは今季も引き続き、カーボンニュートラルの実現に向けて、CN開発テストを続けてまいります」としている。
もてぎでのテストを終えた2名の開発ドライバー、およびテクニカルアドバイザーのコメントは、以下のとおり。
■笹原右京「やはりフォーミュラは楽しいですね!」
■塚越広大
「昨年春からほぼ1年かけて今回で8回目のテストでしたが、開発テストですので時間はどれだけあっても足りないですね。あっという間の1年でした。『NEXT50』のいろんな取り組みの中でたくさんのテストメニューをこなしてきましたが、その中で出来得る限りのフィードバックをさせていただきました」
「いよいよそれが形になるシーズンの開幕も近くなりましたが、私としても『SF23』で展開される今シーズンがものすごく楽しみです。マシンのエアロやタイヤも新しくなるので、ドライブする選手たちのコメントもとても気になります。オーバーテイクやバトルをたくさん生む、というところにかなり重点を置いたテストを行ってきましたので、昨年よりも接近戦やドライバーの駆け引きなどがたくさん展開されると嬉しいですね……今からワクワクしています」
■笹原右京
「今回から開発ドライバーを担当することになりましたが、まずはこのような機会を自分に提供いただいた方々へ感謝したいです。とてもありがたいと思っています。SF23をドライブするのが初めてですし、いきなりのウエット路面テストでした。スーパーフォーミュラのレースでもウエットのレースの経験がそれほどありませんでしたが、そんな条件の中でもSF23が、こんな特性なのかな……というフィーリングは掴めました」
「あと、やはりフォーミュラは楽しいですね! ドライバーにとって乗っていて楽しいと言うのはとても重要な要素ですし、やっぱり乗っている自分たちが楽しくないとお客様にも共感いただけないと思うので、『楽しいな、格好いいな』と思っていただけたら嬉しいですね。そのために自分が協力できることがあれば是非これからも取り組んでいきたいと思っています」
■永井洋治テクニカルアドバイザー
「いよいよ来週から鈴鹿ファン感や、合同テストが始まりますよね。新型車両が投入できたことが、まずは一番に嬉しいです。開発コンセプト通り、ドライバーの腕が十分発揮できるマシンになっていると思いますので、期待が大きいです」
「カーボンニュートラルに関しては、燃料など継続的な課題もありますが、ボディの素材やタイヤなど随所に取り入れられていますので、プロジェクト全体から見ると大きく前進しています。ファンの皆様、お客様には是非サーキットに来ていただいて、ご自身の目でSF23でのドライバーズバトルを見ていただきたいと願っています」
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