大一番でも重要なのは“楽しむこと”! 長谷川唯「今日の試合はそれが結果に繋がった」
サッカーキング2024年2月28日(水)21時16分
不動の主力としてなでしこを五輪出場へ導いた長谷川 [写真]=金田慎平
なでしこジャパン(日本女子代表)は28日、パリオリンピック2024女子サッカーアジア最終予選第2戦で朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)女子代表と対戦し、2-1で勝利した。試合後、フル出場したMF長谷川唯(マンチェスター・シティ/イングランド)がフラッシュインタビューに登場した。
東京の『国立競技場』でキックオフを迎えた一戦は、前半の26分にゴール前のこぼれ球をDF高橋はな(三菱重工浦和レッズレディース)が押し込んで先手を取ると、後半に入った76分にはDF清水梨紗(ウェストハム/イングランド)の放ったクロスボールからFW藤野あおば(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)がヘディングで追加点。直後には1点を返されたが、これ以上付け入る隙を与えず、2-1で勝利。2大会連続6度目のオリンピック出場を決めていた。
フラッシュインタビューに登場した長谷川は「本当に嬉しいですし、今日はしっかり気持ちも、日本らしいサッカーも見せられたと思います。これをパリに繋げて、良い結果に結び付けられたらいいなと思います」と率直な心境を言葉にした。
この試合では、DF熊谷紗希(ローマ/イタリア)をアンカーのポジションから3バックの中央へ落とし、FIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランド2023を戦っていた布陣に戻していた。MF長野風花(リヴァプール/イングランド)と中盤のコンビを形成し、攻守に安定感をもたらした長谷川は、この変更の理由を次のような言葉で説明している。
「ワールドカップでは3バックというすごく良い形ができていた中で、4-3-3という新しい形にもチャレンジし、オプションを増やすという意味でもチームで合わせてきていました。ですが、第1戦で相手が対策してきたこともあって、元に戻すことになりました。すごく良いフィーリングで、久しぶりの3バックでも皆が共通認識を持ってプレーできたので、この結果に繋がったかなと思います」
この日の長谷川は決定的なスルーパスだけでなく、敢えて“ゆっくり”とプレーすることでチームの陣形を整える時間も作っていたが、「試合の中で結構バタバタして、取った後に取られてを繰り返すと、リズムが悪くなるので、少し落ち着けるところを作りました」とその狙いを説明。「それでもチャレンジするパスは織り交ぜつつ、今日は本当に攻守にバランスの取れたプレーができたかなと思います」と自己評価を下した。
勝てばパリ行きの切符を掴み取れる一方、敗れればその時点でオリンピック出場を逃すという、まさに“天国と地獄”がはっきりと分かれる状況の中で開催された試合だったが、長谷川は「もちろんプレッシャーはありましたが、みんなで楽しんでやろうというのも話していました」とコメント。「もちろん日本の女子サッカーのためという意味もありますけど」と前置きしつつ、大一番でも“楽しむ”ことの重要性を強調した。
「まずは自分たちのために楽しんでプレーしたことが、今日の試合結果に繋がったかなと思います。それが日本の女子サッカーの未来に繋がればいいなと話をしていたので。それができて良かったです」
パリ五輪の女子サッカーには12カ国が参加。7月25日に開幕し、決勝戦は8月10日に行われる。最後に、長谷川は今年の夏に控えた本大会に向けて「まずはパリオリンピック出場を決められたので、ここから残された時間は少ないですが、もっと良いチームになれるように努力して、パリオリンピックでは金メダルを獲得できるように、チーム一丸となって頑張りたいと思います」と意気込んだ。
東京の『国立競技場』でキックオフを迎えた一戦は、前半の26分にゴール前のこぼれ球をDF高橋はな(三菱重工浦和レッズレディース)が押し込んで先手を取ると、後半に入った76分にはDF清水梨紗(ウェストハム/イングランド)の放ったクロスボールからFW藤野あおば(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)がヘディングで追加点。直後には1点を返されたが、これ以上付け入る隙を与えず、2-1で勝利。2大会連続6度目のオリンピック出場を決めていた。
フラッシュインタビューに登場した長谷川は「本当に嬉しいですし、今日はしっかり気持ちも、日本らしいサッカーも見せられたと思います。これをパリに繋げて、良い結果に結び付けられたらいいなと思います」と率直な心境を言葉にした。
この試合では、DF熊谷紗希(ローマ/イタリア)をアンカーのポジションから3バックの中央へ落とし、FIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランド2023を戦っていた布陣に戻していた。MF長野風花(リヴァプール/イングランド)と中盤のコンビを形成し、攻守に安定感をもたらした長谷川は、この変更の理由を次のような言葉で説明している。
「ワールドカップでは3バックというすごく良い形ができていた中で、4-3-3という新しい形にもチャレンジし、オプションを増やすという意味でもチームで合わせてきていました。ですが、第1戦で相手が対策してきたこともあって、元に戻すことになりました。すごく良いフィーリングで、久しぶりの3バックでも皆が共通認識を持ってプレーできたので、この結果に繋がったかなと思います」
この日の長谷川は決定的なスルーパスだけでなく、敢えて“ゆっくり”とプレーすることでチームの陣形を整える時間も作っていたが、「試合の中で結構バタバタして、取った後に取られてを繰り返すと、リズムが悪くなるので、少し落ち着けるところを作りました」とその狙いを説明。「それでもチャレンジするパスは織り交ぜつつ、今日は本当に攻守にバランスの取れたプレーができたかなと思います」と自己評価を下した。
勝てばパリ行きの切符を掴み取れる一方、敗れればその時点でオリンピック出場を逃すという、まさに“天国と地獄”がはっきりと分かれる状況の中で開催された試合だったが、長谷川は「もちろんプレッシャーはありましたが、みんなで楽しんでやろうというのも話していました」とコメント。「もちろん日本の女子サッカーのためという意味もありますけど」と前置きしつつ、大一番でも“楽しむ”ことの重要性を強調した。
「まずは自分たちのために楽しんでプレーしたことが、今日の試合結果に繋がったかなと思います。それが日本の女子サッカーの未来に繋がればいいなと話をしていたので。それができて良かったです」
パリ五輪の女子サッカーには12カ国が参加。7月25日に開幕し、決勝戦は8月10日に行われる。最後に、長谷川は今年の夏に控えた本大会に向けて「まずはパリオリンピック出場を決められたので、ここから残された時間は少ないですが、もっと良いチームになれるように努力して、パリオリンピックでは金メダルを獲得できるように、チーム一丸となって頑張りたいと思います」と意気込んだ。
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