15台が参加したGT500鈴鹿テストは2日目。ENEOS X PRIME GR Supraがトップタイムを記録
3月1日、三重県の鈴鹿サーキットで2024年のスーパーGT GT500クラスに参戦する15台が集ったGT500メーカーテストの2日目の走行が行われた。晴天に恵まれたものの風が強いなか行われたが、午前のセッション3でENEOS X PRIME GR Supraが1分43秒324を記録し、この日の最速に。午後はau TOM’S GR Supraが1分43秒613でトップタイムとなった。
2月29日から鈴鹿サーキットで行われているGT500メーカーテストも2日目。前日午後から降り出した雨は止んではいたものの、コース上は水が残るダンプコンディションとなっていた。そんななか、9時から前日同様、まずは富士、もてぎのテストのテスト時間振り分け分を消化する陣営がコースイン。他の車両はコンディションの良化を待ち10時30分から全車がコースインする変則的なかたちで2日目午前のセッション3が行われた。
晴れ間も出はじめ、風が強く路面コンディションが回復していくなか各車はテストメニューをこなしていったが、開始から1時間50分ほどというタイミングで、Niterra MOTUL Zがデグナーアウト側のグラベルにコースアウト。ストップを喫したため、このセッションで最初の赤旗が提示されることになった。さらに、開始から2時間10分というところでは、DENSO KOBELCO SARD GR Supraもデグナーでコースオフ。二度目の赤旗が出されている。ただ、2台ともクラッシュはなかった。
そんななか、セッション終盤には多くのチームがタイムアップ。最終的にセッション3のトップタイムは、福住仁嶺が1分43秒324を記録したENEOS X PRIME GR Supraとなった。2番手には初日トップタイムのau TOM’S GR Supraが山下健太の1分43秒528で2番手につけ、GRスープラ勢がワン・ツーを占めた。3番手には千代勝正がドライブしたMOTUL AUTECH Zが1分43秒539で続いている。
午後のセッション4は晴天に恵まれたものの、午前に続き風が強く、セッション3で10時30分から走行したグループが13時30分から走行を開始。さらに14時から走行を開始するグループが分かれ、先に走行を開始したグループは16時まで、14時から走行を開始したグループは16時30分まで走行する変則的なセッションとなった。
そんなセッション4は赤旗中断なく進んだが、初日のセッション1/2でトップタイムだったau TOM’S GR Supraが序盤に記録した1分43秒613が最速に。2番手には1分44秒035でModulo CIVIC TYPE R-GTが、3番手には1分44秒039でWedsSport ADVAN GR Supraがつけることになった。
公式テストを前にしたGT500のメーカーテストはこれで最後となった。これまでのメーカーテストでは各陣営のメニューが異なり、タイムは参考にしかならないが、岡山国際サーキット、富士スピードウェイで行われる公式テストではいよいよその戦力図が見えてくることになりそうだ。
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