スーパーGT岡山公式テストがスタート。初日午前は16号車ARTA MUGEN NSX-GTがトップタイム
3月11日、岡山県の岡山国際サーキットで2023年の初の公式セッションとなるスーパーGT公式テストの1日目午前セッション1が10時から行われ、GT500クラスは#16 ARTA MUGEN NSX-GTがトップタイムをマーク。GT300クラスはJLOC Lamborghini GT3がトップタイムを記録した。
2023年のスーパーGT開幕に向けて、GT500クラスではこれまで各サーキットでメーカーテストが行われてきたほか、GT300クラスでも特別スポーツ走行等の機会を利用してテストが行われてきたが、シーズンの幕開けを前に全車が一同に会して行われるのが3月11〜12日の岡山、そして3月25〜26日に富士で行われる公式テストだ。
第1戦の舞台でもある岡山で迎えた3月11日の走行初日は、朝から春らしい陽気に恵まれた。今回は岡山国際サーキットのファン感謝デーも兼ね、パドックフリーということもあり多くのファンが訪れるなか、この日は東日本大震災から12年ということもあり、走行直前には黙祷も行われ、10時から2022年チャンピオンのMARELLI IMPUL Zを先頭にコースインしていった。
今季初のGT500、GT300の混走ではあるが、セッション序盤からコースアウト等はあったものの、アクシデントはなくセッションは進んでいく。このオフ、GT500クラスでは今季ラストイヤーのホンダNSX-GT勢が速さをみせていたが、気温が上がった状況でどう戦力図が変化してくるかに注目が集まった。
序盤から赤旗なく進み、各チームがメニューをこなしていったセッションだが、開始から1時間25分ほどというところで、冨林勇佑がドライブしていたマッハ車検 エアバスター MC86マッハ号がコースサイドにストップ。このセッションで唯一の赤旗中断となった。
多くのチームが積極的にラップを重ねたが、最終的にこのセッションでは、各クラスの専有走行時間はないことから、ベストタイムはセッション中盤に記録されることになった。GT500クラスでは、1分17秒827というベストタイムを記録したのは#16 ARTA MUGEN NSX-GT。2番手にはSTANLEY NSX-GTがつけ、ホンダNSX-GT勢がまずはワン・ツーを占めた。
3番手にはau TOM’S GR Supra、4番手には#8 ARTA MUGEN NSX-GTがつけ、5番手にはセッション途中にコースアウトもあった2022年王者のMARELLI IMPUL Zが続いている。
GT300クラスでは、1分25秒400を記録したJLOC Lamborghini GT3がトップタイム。JLOC勢はBamboo Airways Lamborghini GT3も4番手と好調で、2番手にはDOBOT Audi R8 LMS、3番手にはK-tunes RC F GT3がつけた。
スーパーGT岡山公式テストはセッション1の後、フルコースイエローの訓練が行われ、その後インターバルを経て、14時から午後のセッション2が行われる。この最後には専有走行時間が行われる予定で、純粋なスピードはここで見えてくるはずだ。
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