アロンソ、自身のF1での去就について「今後数週間、あるいは数レースのうちに決断を下すつもり」と明かす
フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、“今後数週間”でF1での将来について決定する可能性が高いという。彼の決断は、2024年シーズンを超えてレースを続けたいという彼自身の野望と、彼が所属する可能性のあるチームにかかっている。
アロンソが熟考するのと同じタイミングで、トップチーム間でのドライバーの大きな入れ替わりが起きている。ルイス・ハミルトンがフェラーリへ驚きの移籍を決めたため、メルセデスの垂涎の的のシートが空いた。一方、ドライバー市場では、レッドブルの動きが注視されている。セルジオ・ペレスがチームとの契約最終年を迎えているのだ。
メルセデスは、17歳のイタリアの天才アンドレア・キミ・アントネッリをF1へ昇格させる候補者と目している。この若手は、メルセデスによる総合的なテストプログラムを託されている。しかし、メルセデスF1のチーム代表トト・ウォルフは、チームは時間をかけて2025年に向けたドライバーの選択肢を検討することを明らかにした。
アントネッリがさらにスキルを向上させる必要がある場合、メルセデスはアロンソに2025年シーズンの1年契約を提示するかもしれない。その憶測を認めたアロンソは、自身がハミルトンの後継者としてウォルフの最終候補に選ばれていると考えている。
「もちろん、今の時点では何の契約も結んでいないからだ」と、42歳のアロンソはコメントした。
「確かに他のシリーズのリストや、引退リストに載るよりも、そういうリストに載っているほうがいいね!」
「でも、今後数週間、あるいは数レースのうちに、将来に向けてコミットする決断を下すつもりだ。まず自分自身と話をして決める必要がある。僕が個人的に将来のためにコミットしたいのならね。もちろん、F1に向けて100%の準備を整えるには、人生のすべてを犠牲にする必要がある。そういうことを決めることになる」
メルセデスとの1年間の契約を結ぶ用意があるかどうか尋ねられたアロンソは、そのような事態を検討するには時期尚早だと語った。
「それは分からない。まず、レースを続けたいかどうか見極める必要がある。さっきも言ったように、契約を更新してF1ドライバーになることだけを考え、世界中を旅するだけなら、僕は自己中心的になってクールな気分になるだろう」
「でも、僕はそういうタイプの人間ではない。僕がコミットするとすれば、それはレースに勝つ可能性があると心から信じているからだ。シミュレーターに乗りたいし、エンジニアと一緒にいたい。100%の力を僕が出せると確信している組織に100%の要求をしたい。そうでなければ、僕はコミットしない。どれくらいの期間か分からないし、どこと組むかも分からない。だから疑問がたくさんある。でもこれは第二の段階のことだ。将来の第一段階は、僕の個人的な決断でなければならない」
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