スーパーフォーミュラ鈴鹿テスト2日目午後:ルーキーが上位に。松下がトップ、福住は4番手
3月13日、鈴鹿サーキットでスーパーフォーミュラ2018年第1回公式合同テスト午後のセッションが行われた。二度の赤旗提示によるセッション中断となったテスト最終セッションは、ルーキーの松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が1分37秒002をマークしてトップタイムで終えた。
2日目を迎えたスーパーフォーミュラの第1回公式合同テストは終日好天に恵まれての開催。午前のセッションでは、塚越広大(REAL RACING)が1分37秒532を記録してトップタイムで終えている。
午後のセッションも午前に引き続き18名による走行。15時から始まったセッションだが、開始20分すぎに千代勝正(B-Max Racing team)がデグナーカーブふたつめでスピンを喫し、マシンを止めた。
セッション後に千代自身が語ったところによると、クルマのセッティングを変更した際、なんらかの不具合が発生してブレーキがロックしたことにより起こったスピンだという。これが原因で赤旗が提示され、マシン回収のためにセッションは中断となる。
約15分後に走行再開。しばらくは淡々と周回が重ねられ、1分37秒台半ばから1分38秒台のタイムがリーダーボードに並ぶ。しかし、16時28分ごろに再び赤旗が提示。
ダンロップコーナーで関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がグラベルにマシンを止めたことによるもので、マシン回収のために約10分間にわたってセッション中断となった。関口はこのときまで、1分37秒575でトップタイムを記録していた。
16時38分に走行再開になると、リーダーボードがにわかに動き始め、松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、山本尚貴(TEAM MUGEN)、ナレイン・カーティケヤン(TCS NAKAJIMA RACING)、伊沢拓也(TCS NAKAJIMA RACING)などが上位に浮上。
なかでも松下はスーパーフォーミュラルーキーながら1分37秒002を記録してトップに立つと、これがそのまま2日目午後のセッション首位タイムとなった。
2番手に平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、3番手にカーティケヤン、4番手に福住仁嶺(TEAM MUGEN)、5番手に石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)が続き、2日間にわたる第1回公式合同テストは幕を閉じた。
2日間の総合結果としてはほとんどのドライバーが初日に記録したタイムが自己ベストとなり、トップ小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)、2番手中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)の初日走行のみとなったふたりがトップ2。3番手に国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)、4番手に石浦が続き、5番手が2日目午後のセッションでトップの松下となった。
第2回公式合同テストは3月28日、29日に富士スピードウェイで行われる。
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