スーパーGT岡山公式テストは2日間を締めくくる。ロング主体の午後はAstemo NSX-GTがトップ
3月13日、岡山県の岡山国際サーキットでスーパーGT公式テストの2日目午後のセッション4が行われた。スタート練習からロングランが主体で行われた最終セッションでは、GT500クラスではAstemo NSX-GTがトップタイムをマークした。GT300クラスではリアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rがトップタイムとなり、2日間のテストを締めくくった。
2日間に渡り行われているスーパーGT岡山公式テストも、3月13日午後のセッション4が最終セッション。例年同様、この日は13時45分からスタート練習が行われ、本番さながらにスタート。そのまま公式練習が行われた。ただ、GT300クラスではスタート練習直後のリボルバーコーナーで太田格之進のUPGARAGE NSX GT3がコースアウト。グラベルにストップしてしまっている。ただ、赤旗は出ずセッションが行われた。なお、午前のセッション3でクラッシュしたSUBARU BRZ R&D SPORTは午後は走行することができなかった。
午後はほとんどのチームがロングランを行い、アクシデント等はないままセッションは推移していった。GT500クラスでは、セッション4開始直後にマークされたタイムがベストとなったまま更新はなかなかされなかったが、終盤、ニュータイヤが投入されるも、混走とあってかほとんどベストタイムは更新されず。2周目にマークされたAstemo NSX-GTの1分19秒361がこのセッションの最速となった。
2番手は1分19秒419でカルソニックIMPUL Z、3番手はチェッカー間際に山下健太が1分19秒471をマークしたENEOS X PRIME GR Supraとなり、3メーカーの車両がトップ3を分け合った。4番手はDENSO KOBELCO SARD GR Supra、5番手はリアライズコーポレーション ADVAN Zとなった。
なお、2021年の第1戦岡山では通常の参加条件に加え、タイトな岡山国際サーキットでの開催のため、安全のため特別BoPが採用され、GT500クラスでは燃料流量リストリクターの数値が絞られ出力が下げられていたが、今回のテストでもGT500クラス車両は2リストリクターダウンで走行していたという。タイムが2021年と近いのはそのためと推測される。
GT300クラスは、18周目に1分26秒464を記録したリアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rがトップタイム。このテスト好調のJLOCの88号車ランボルギーニ・ウラカンGT3が2番手、PACIFIC Hololive NAC Ferrariが3番手と4番手はTANAX GAINER GT-R、5番手はArnage MC86となった。GT300クラスでは、今季GT300規定車両が1リストリクターダウンとなっているようだが、タイム差は拮抗。各チームとも、戦力図を探りながらのテストとなったようだった。
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