フェラーリF1、冬の間に昨シーズンの弱点を克服したことを強調。「気迫は十分」とベッテル
フェラーリF1は2018年に直面した弱点に対処し、新シーズンには「十分な気迫」をもって一丸となって臨むとセバスチャン・ベッテルは語っている。
フェラーリのSF90はプレシーズンテストでライバルたちをペースで凌駕し、メルボルンでの有力な優勝候補として浮上している。
また、フェラーリでは指揮官の交代という変化があった。元テクニカルディレクターのマッティア・ビノットがマウリツィオ・アリバベーネに代わってチーム代表に就任したことで、チームのなかには建設的で新しい雰囲気が広がってきている。
「大きな変化だが、マッティアはフェラーリで働くほとんどの人よりも長くチームにいるから、新顔というわけではない」とベッテルは語った。彼はシーズンスタート時に自身のマシンに名前をつけるという習慣にしたがって、彼の2019年型マシンを“リーナ”と名付けている。
「皆が彼を知っているし、信頼していくようになると思う。チーム全体にとって新たな挑戦であることは確かだ」
「僕たちは新しいページをめくろうとしているんだ。昨年は明らかに弱点があったが克服し、今年はより優れた成果を出そうとしている」
「これまでのところ気迫は十分だし、チームは軌道に乗っていて、マシンの感触も良い。ここから僕たちがどうスタートを切るかを見ていくことにしよう」
ビノットもチームのスタードライバーであるベッテルに同意し、フェラーリの部隊は2018年の敗北から教訓を学んできたと主張した。
「冬の間に自分たちの持つ課題に取り組み、今は完全にシーズンに集中している。ここオーストラリアでシーズンを始めるのはいつも素晴らしいものだ。だが非常に長く厳しいシーズンになるので、集中を継続していく」とビノットは語った。
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