【G大阪vs柏プレビュー】公式戦連勝を目指すG大阪は好調MF泉澤に注目…柏は吹田Sで3連勝中も得点力不足が深刻
サッカーキング2018年3月16日(金)18時7分
リーグ戦とカップ戦で大幅なメンバー変更を行っていないG大阪のレヴィー・クルピ監督。「選手の見極めと熟成」を大事にしている [写真]=J.LEAGUE
■ガンバ大阪 チームを成熟させるためカップ戦と同じメンバーを起用か
【プラス材料】
直近のルヴァン杯・浦和戦で今季公式戦初勝利を挙げたG大阪。ここまで他チームがリーグ戦とルヴァン杯、ACLとでメンバーを入れ替えながら戦っているのに対し、G大阪はレヴィー・クルピ監督いわく「選手を見極めながらチームを熟成させている状況」にあることから、大幅にはメンバーを変えていない。それは今節も同じで、勝利という結果が出たことを踏まえても同じメンバーが先発を飾ることになりそうだ。
その中で調子を上げているのが、浦和戦で2アシストを記録したMF泉澤仁だ。浦和戦では左MFに位置したが、果敢なドリブル突破からの攻撃参加は開幕から停滞気味だった攻撃のアクセントになった。もちろんまだまだコンビネーションの熟成は必要だが、個の色を重視したクルピサッカーだけに、今後も彼の“色”が攻撃を活性化させる要素になりそうだ。
【マイナス材料】
ルヴァン杯・第1節の広島戦で左ひざを傷めて離脱が続いているMF倉田秋はおそらく今節も出場は難しそう。また、離脱が続くMF今野泰幸やMF藤本淳吾らも15日に復帰後初めて、紅白戦に加わったが、戦列を離れていた時間を考えれば今節の出場は厳しいだろう。
その中で浦和戦後にクルピ監督が「まだまだバランスが悪い」と課題に挙げていた“中盤”でいかに自分たちがリズムを見出せるかは、攻撃サッカーを作り上げるうえで、また失点が続く守備においても肝になりそう。そのあたりは、百戦錬磨のMF遠藤保仁が若いMF市丸瑞希とともにうまくバランスを取ることになるはずだが、そこが仮に柏に切り崩され、FWクリスティアーノやFW伊東純也らの前線により多くのボールが供給されることになれば、苦しい展開になることも考えられるだろう。
文:totoONE編集部
■柏レイソル ACLでは主力温存、悪い流れを払拭すべく好相性の地で勝利を
【プラス材料】
14日のACL傑志戦では「MUST WIN」と位置づけた試合で主力を休ませるターンオーバーを敷き、試合に敗れる大きな代償を支払った代わりに、これまで試合に出続けていたMFキム・ボギョン、GK中村航輔に休養を与え、FWクリスティアーノ、FW伊東純也は途中出場で起用はしたものの少ない出場時間で済んだ。
また、アウェイのG大阪戦は近年相性が良く、天皇杯を含めてパナソニックスタジアム吹田では3連勝中である。DFパク・ジョンスがスタメンに定着し、新加入とは思えぬほどチームにアダプトしている点もプラス材料だ。
リーグ前節のC大阪では後半に追いつかれ、ACL傑志戦は手痛い黒星を喫した。この悪い流れを払拭するためにも今節は勝利が必要である。
【マイナス材料】
14日のACL傑志戦は、グループステージ突破のためには絶対に勝たなければいけない試合と位置づけていたが、課題だった決定力不足と終盤の失点が響き、あまりにも痛すぎる敗戦を喫した。
特に得点力不足は深刻だ。ACLのみならずリーグ戦でもフィニッシュには問題を抱え、ここまでのリーグ戦3試合でFWが奪った得点は前節のクリスティアーノの1得点のみ。多くのチャンスは作るものの、フィニッシュの精度に欠け、CK、FKのセットプレーを何本獲得しても得点につながらない。そして決定機を逸している間に、相手にワンチャンスを仕留められて失点し、それによって星を落とす展開は昨季から柏が抱える大きな問題点だ。
文:鈴木潤
【プラス材料】
直近のルヴァン杯・浦和戦で今季公式戦初勝利を挙げたG大阪。ここまで他チームがリーグ戦とルヴァン杯、ACLとでメンバーを入れ替えながら戦っているのに対し、G大阪はレヴィー・クルピ監督いわく「選手を見極めながらチームを熟成させている状況」にあることから、大幅にはメンバーを変えていない。それは今節も同じで、勝利という結果が出たことを踏まえても同じメンバーが先発を飾ることになりそうだ。
その中で調子を上げているのが、浦和戦で2アシストを記録したMF泉澤仁だ。浦和戦では左MFに位置したが、果敢なドリブル突破からの攻撃参加は開幕から停滞気味だった攻撃のアクセントになった。もちろんまだまだコンビネーションの熟成は必要だが、個の色を重視したクルピサッカーだけに、今後も彼の“色”が攻撃を活性化させる要素になりそうだ。
【マイナス材料】
ルヴァン杯・第1節の広島戦で左ひざを傷めて離脱が続いているMF倉田秋はおそらく今節も出場は難しそう。また、離脱が続くMF今野泰幸やMF藤本淳吾らも15日に復帰後初めて、紅白戦に加わったが、戦列を離れていた時間を考えれば今節の出場は厳しいだろう。
その中で浦和戦後にクルピ監督が「まだまだバランスが悪い」と課題に挙げていた“中盤”でいかに自分たちがリズムを見出せるかは、攻撃サッカーを作り上げるうえで、また失点が続く守備においても肝になりそう。そのあたりは、百戦錬磨のMF遠藤保仁が若いMF市丸瑞希とともにうまくバランスを取ることになるはずだが、そこが仮に柏に切り崩され、FWクリスティアーノやFW伊東純也らの前線により多くのボールが供給されることになれば、苦しい展開になることも考えられるだろう。
文:totoONE編集部
■柏レイソル ACLでは主力温存、悪い流れを払拭すべく好相性の地で勝利を
【プラス材料】
14日のACL傑志戦では「MUST WIN」と位置づけた試合で主力を休ませるターンオーバーを敷き、試合に敗れる大きな代償を支払った代わりに、これまで試合に出続けていたMFキム・ボギョン、GK中村航輔に休養を与え、FWクリスティアーノ、FW伊東純也は途中出場で起用はしたものの少ない出場時間で済んだ。
また、アウェイのG大阪戦は近年相性が良く、天皇杯を含めてパナソニックスタジアム吹田では3連勝中である。DFパク・ジョンスがスタメンに定着し、新加入とは思えぬほどチームにアダプトしている点もプラス材料だ。
リーグ前節のC大阪では後半に追いつかれ、ACL傑志戦は手痛い黒星を喫した。この悪い流れを払拭するためにも今節は勝利が必要である。
【マイナス材料】
14日のACL傑志戦は、グループステージ突破のためには絶対に勝たなければいけない試合と位置づけていたが、課題だった決定力不足と終盤の失点が響き、あまりにも痛すぎる敗戦を喫した。
特に得点力不足は深刻だ。ACLのみならずリーグ戦でもフィニッシュには問題を抱え、ここまでのリーグ戦3試合でFWが奪った得点は前節のクリスティアーノの1得点のみ。多くのチャンスは作るものの、フィニッシュの精度に欠け、CK、FKのセットプレーを何本獲得しても得点につながらない。そして決定機を逸している間に、相手にワンチャンスを仕留められて失点し、それによって星を落とす展開は昨季から柏が抱える大きな問題点だ。
文:鈴木潤
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