フランクフルト鎌田大地が名誉挽回?ボランチ適性疑問で起用法変更か
日本代表選出のMF鎌田大地は、所属先のブンデスリーガ(ドイツ1部)アイントラハト・フランクフルトで低調なパフォーマンスを露呈。周囲から批判を浴びているが、今月19日のウニオン・ベルリン戦では結果を残すかもしれない。
鎌田大地は昨季までトップ下や前線1トップの背後(シャドウ)を主戦場としていたが、ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェの加入もあり今季はボランチでの出場機会が増加。昨年11月のカタールW杯開催前までは公式戦で12ゴール4アシストと結果を残していたが、今年1月のリーグ戦再開以降は1ゴール1アシストと失速している。
また今月15日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ナポリ戦ではフル出場も、2失点に関与。チームが0-3と敗れたこともあり、ドイツ・フランクフルトの地元紙『フランクフルター・ルントシャウ』から低い評価を与えられている。
鎌田大地の不振を巡っては、多くのドイツメディアが同選手の移籍報道を理由に挙げている。しかしフランクフルトの専門サイト『SGE4EVER』はナポリ戦後に「どういうわけか、彼は“6番”(ボランチ)よりもトップ下の方がずっと似合う。もちろん、これは過去にも時折あったことだ。もう少し前目のポジションの方がよりフィットするし、ピッチ後方でのミスも少なくなる」と指摘していた。
そんな中、ドイツ誌『ビルト』はウニオン・ベルリン戦の布陣を予想。これによると、ゲッツェとともに前線1トップの背後でレギュラーに定着していたMFイェスパー・リンドストロムは、足首の負傷により欠場するとのこと。
リンドストロムの代役について「オリバー・グラスナー監督はラファエル・ボレのパフォーマンスに納得していない。クリスティヤン・ヤキッチをボランチで起用し、鎌田大地のポジションを(前線1トップの背後に)押し上げることも可能だ」とし、鎌田大地をボランチよりも前目のポジションで起用する可能性に触れている。
鎌田大地はウニオン・ベルリン戦を終えると、24日にキリンチャレンジカップ・ウルグアイ戦に臨むほか、28日にはコロンビア戦を控えている。日本代表合流前にフランクフルトで好パフォーマンスを発揮するか注目が集まる。
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