「共存共栄の道はある」 ジョン・ラームがPGAとLIVの統合に言及
ジョン・ラームがPGAツアーとLIVゴルフの統合問題に言及した(写真は2023年マスターズ)(撮影:GettyImages)
「マスターズ」まであと3週間。ディフェンディングチャンピオンのジョン・ラーム(スペイン)は19日、ZOOMでの公式会見に臨んだ。
グリーンジャケットにゴールドのネクタイで登場したラームは、昨年12月にLIVゴルフへ移籍して以来、久しぶりに多くの記者と対面してにこやかな笑顔だった。
チャンピオンズ・ディナーのメニューをひとしきり紹介したあとは、多くの時間がLIVゴルフとPGAツアーの統合問題に費やされた。ラームは「共存共栄の道はある」とし、「それがどういうものかわらかないけれど、世界最高峰が競い合う姿をみたい」と統合を希望した。
PGAツアー出場停止処分を受けているラームは、前週の「ザ・プレーヤーズ選手権」を含め、多くのトーナメントに参加できなかった。1月の「ザ・セントリー」、「ザ・アメリカンエクスプレス」、2月の「ジェネシス招待」はディフェンディングチャンピオンでありながら、フィールドにその姿はなかった。
地元アリゾナ州フェニックスの「WMフェニックス・オープン」も出場したい大会のひとつだと話す。「再び出場できる日が来ることを願っている」とした。
もし統合が実現した場合、LIVと同様にチーム戦も加われば「ファンにとってもさらに興味深くなる」と話した。
マスターズで大会連覇を成し遂げたのは、ジャック・ニクラウス(米国)、ニック・ファルド(イングランド)、そしてタイガー・ウッズ(米国)の3選手だけ。
「世界のベストが集まるメジャー大会はより重要な存在。とても難しい挑戦だが、数少ない選手の一人として歴史に名前を刻みたい」と史上4人目の偉業へ気合いを込めた。(文・武川玲子=米国在住)
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